“モンスターハンターフェスタ’13”最後の開催地に全国のハンターが集結!

公開日時:2013-11-26 13:11:00

 2013年11月24日、大阪府・大阪市のインテックス大阪にて、“モンスターハンターフェスタ’13(大阪会場)”が開催された。本イベントは東京、名古屋、福岡、札幌、大阪の全国5つの都市で開催される『モンスターハンター』(以下、『MH』)シリーズの祭典。最後の会場ということもあり、来場者の数は約1万4000人と、全会場の中でいちばんの賑いとなった。ここでは、本イベントの様子を、ステージイベントを中心にリポートしていく。

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お菓子でできたアートといった本会場だけの展示品も並べられた。

●開発者チャレンジクエスト

 『MH4』プロデューサーの辻本良三氏、ディレクターの藤岡要氏、プランナーの徳田優也氏に、『MH』シリーズのファンにはおなじみとなっているカプコンの小嶋慎太郎氏を加えた4人が、各自のデータを使ってクエストに挑戦。さまざまなペナルティーの回避を目指して奮闘する、名物コーナーだ。これまでの戦績は3勝1敗で、前回の札幌会場では辛くも成功を収めることができた。ちなみに、4人は札幌以外の3会場では罰ゲームとして、狩猟には必須とも言えるハチミツとクモの巣を失い、貴重な頭防具と護石を売られ、サポートに欠かせないネチャク草、生命の粉塵、閃光玉などを手放すという悲惨な目に遭ってきた。辻本プロデューサーから告げられた本会場でのお題は、激昂ラージャン討伐で、制限時間は10分。今回はこれまでにない強敵が相手と言うこともあって、とくに行動に制限は課されず全力で狩りに挑むこととなった。

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クエスト開始前、東京会場でハチミツを300個以上失った小嶋プロデューサーが、コツコツ集めたハチミツ3000個を披露し、来場者からは驚きの声が上がった。

 クエストが始まると早速ラージャンを発見。全員が速やかに攻撃に移る……かと思いきや、辻本プロデューサーは別のエリアでケルビとたわむれ中。狩りに参加せずに、ケルビにペイントボールを投げたり、いっしょに走ったりとひとりだけ穏やかなハンター生活を楽しみ始める。

 一方、そのほかの3人は積極的に攻撃を続けるも、ラージャンの猛攻の前に、藤岡氏と小嶋氏が相次いで力尽きてしまう。辻本氏も合流して4人でラージャンを攻撃するが、もうミスが許されない状況ということもあり、防御重視となってしまい手数が減少。制限時間を1分延長してもらうが、あえなくタイムアップを迎え、クエスト失敗となってしまう。その後、辻本氏から、今回の罰ゲームはふたつの袋にそれぞれ入った“誰が”を“何を”するかが書かれた紙の組み合わせで決めるという旨が告げられる。その結果、決まった罰ゲームが“小嶋氏がサブオトモを自然に返す(解雇する)”、“徳田氏が現在装備している武器(鋼氷大刃)を売却する”、“辻本氏が現在装備している防具(リオソウルセット)を売却する”というもの。各人が落胆する中、なぜか作成にレアな素材を使う防具を売却した辻本氏はケロリとした表情。それもそのはず、こんなこともあろうかと同じ防具をもう1セット用意しておいたのだという。辻本氏の罰ゲーム回避にかける労力にほかの3名は呆れていた。最後に残った藤岡氏の罰ゲームは、“ハチミツを売却する”というもの。

 しかし、指示が書かれた紙は二段構えになっており、折れまがった紙をめくると“小嶋氏のハチミツを売却する”という全文が出現。驚きを隠せない小嶋氏のハチミツを藤岡氏が素早く売却。小嶋氏のハチミツは再度ゼロとなってしまう。どうやら前日に小嶋氏がハチミツを3000個集めたことを辻本氏に自慢したのが、この悲劇を生んだようだ。今回の挑戦を終えて、全会場でのチャレンジクエストの結果は1勝4敗。いちばん罰ゲームの被害を被ったのは、もちろん小嶋氏だった。

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罰ゲームの精神的ダメージにより顔色が土気色になっていく徳田氏と小嶋氏。

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罰ゲームを終えて「リベンジ成功!」と喜ぶ辻本氏。敵は味方の中にいた!

●『MH4』スペシャルステージ

 『MH4』スペシャルステージでは、辻本氏とスペシャルゲストによるトークや、ゲストと来場者がクエストに挑戦する模様を楽しむことができる。今回のスペシャルゲストは、『MH』シリーズのやり込みっぷりで知られるお笑い芸人・次長課長の井上聡さんと、その狩り仲間であるお笑い芸人・トータルテンボスの藤田憲右さん。早速、プレイ状況を聞かれると、井上さんは「怒りしかない」と発言。

 ギルドクエストでテオ・テスカ・トルを460体狩っているのにレア7の武器が出ないと嘆き、会場を驚かせていた。そんな井上さんのプレイ時間は約400時間、楽しんでプレイする派だという藤田さんのプレイ時間は約250時間ほどだという。その後、ゲストに来場者のふたりを加えた4人でゴア・マガラ討伐に挑戦。ゲストふたりが謎の隠語を連発したり、手柄を主張しあったりと、協調性のない発言をくり返すが、プレイのほうは4人ともコンビネーションバツグン。1度も力尽きることなく見事討伐に成功した。

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●良三の部屋

 辻本氏がゲストを招いて、『MH』にまつわるトークをくり広げるラジオ番組“モンハンラジオ 良三の部屋”の公開収録。スペシャルステージに引き続き、井上さんと藤田さんがゲストとして登場。井上さんのストイックなプレイの様子や芸人仲間の『MH4』のプレイ状況など、テレビなどでは知ることのできない貴重な話が披露された。

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●教えて!藤岡先生 ハンターライフ講座

 藤岡氏が扮する藤岡先生と、小嶋氏が扮する小嶋助手が、『MH4』の世界設定を解説したり、来場者などから寄せられた質問に答えていく人気コーナー。今回のテーマは、“シナト村”、“天空山”、“ゲネル・セルタス&アルセルタス”、“ラージャン”だ。まずシナト村は、竜神族が暮らす村で風が強く“風鳴りの村”とも呼ばれる。この村の施設には風車があるが、畑仕事をしているにこやかな青年だけが唯一人として風車を持っていると、ストーリーを進めた人ならピンとくる設定を解説。次いで天空山は、もともと遺跡群だったが地殻変動により岩石などが落下しているが、それらが地を覆うツタに絡まって独自のフィールドを形成していると語った。

 ゲネル・セルタスは女王アリのような存在で、フェロモンをまいてアルセルタスを呼び寄せたり、フェロモンを注入して使役したりしているとのことだ。最後に『MH』シリーズの人気モンスター、ラージャンについては、基本的に電気エネルギーを体内で圧縮しカロリーに変換して生きていて、その電気エネルギーを口から漏れ出るとブレスになる。怒り時に全身が金色になるのは、光ファイバーのような空洞状の毛に漏れた電気エネルギーによるものと解説。そして、あくまでも噂だと断ったうえで、成体になったラージャンはキリンの蒼角を折って食べると電気が使えるようになるという話を披露してくれた。

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 講座の後には、書籍『モンハン占い』の監修を務める話題の占い師、ゲッターズ飯田さんが登場。手始めに、映像で映し出された辻本氏を占い、「細かいことを気にしない無計画な人でスタミナがないが、好きなものは突き詰めるタイプ」との結果を発表した。その後、フェスタ恒例のムチャ振り、モンスターの手(足)相占いを実施。今回占うのは、ラージャンとテオ・テス・カトル。ラージャンは、幼稚園や小学校でブイブイ言わせたタイプだが調子に乗りすぎて友だちをなくす。テオ・テス・カトルは、意志が強くがんばり屋で役者として成功する。佐々木 蔵之介さんとほぼいっしょの手相、というにわかには信じられない結果を発表。飯田さんはこのモンスター離れした占い結果を述べた後で、「あくまでも占いだから怒らないでくださいね」とフォローを入れていた。

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辻本氏の映像を前に「僕らにとってはモンスターのようなものだからね」と語る小嶋氏。

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モンスターハンター4
発売日:2013年9月14日(土)
価格:5990円[税込]
対応ハード:ニンテンドー3DS
ジャンル:ハンティングアクション
プレイ人数:1人
(通信マルチプレイ 2~4人)
CERO:C(15才以上対象)
周辺機器:拡張スライドパッド対応
通信:ローカルプレイ、
 インターネットマルチプレイ(無料)、
 すれちがい通信対応

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