• DATA
  • ■メーカー:スクウェア・エニックス
  • ■ジャンル/テイスト:アクション・シュー
  • ティング/戦争
  • ■発売日:2011年11月17日(日本語字幕版)、
  • 2011年12月22日(日本語吹き替え版)
  • ■価格:各7980円[税込]
  • ■開発:インフィニティ・ワード/スレッジハンマー・ゲームス

発売から1週間が経ち、キャンペーンモードを終えたという人もそろそろ出てきているはず。『MW』シリーズで描かれるソープとプライスたちの物語は一旦の終結を迎えたわけだが、プレイヤーにとっての真の戦いはほかにある。マルチプレイという広大な戦場が、新たな猛者の登場を待っているのだ。『MW』シリーズは壮大なスケールで描かれるキャンペーンモードはもちろんのこと、熱中度の高いオンラインマルチプレイでも圧倒的な支持を得ている。本作では基本的なシステムは従来までのものを踏襲しつつ、さらに進化。また初心者向けの救済策も充実しており、FPSをやり込んだ人も、対戦は初めてという人もバッチリ楽しめる仕上がりとなっている。そこで今回は、マルチプレイにおける従来からの変更点や新要素をまとめて紹介。しっかりとチェックして、オンラインの向こう側にいるライバルたちと撃ち合ってほしい。

  • 敵を連続で倒すことで獲得できる特殊攻撃"キルストリーク"は、本作から"ストライクパッケージ"へ変更。従来までのキルストリークに近い内容のものを含め、3種類の中から好プレイの見返りを選択できるようになった。連続キルを必要としないものもあるので、初心者でも恩恵を受けることができそうだ。
  • スペシャル・ストライクパッケージプレイヤーに特殊能力を与える"パーク"。通常パークの装備は3つまでなのだが、"スペシャル"を選択していると連続キル数に応じてパークの装備数が追加される。2連続キルで4つ目、4連続キルで5つ目、6連続キルで6つ目といった具合に、最大6つまで増加。キルを重ねるほど強くなる、熟練者向けのストライクパッケージだ。
  • 連続キル数に応じて支援攻撃や装備を獲得できる"アサルト"は、過去作の"キルストリーク"をそのまま受け継いだ内容だ。スペシャリスト同様、連続キルによって発動するので、腕に自信がある人は積極的に使っていきたいところ。
  • 連続キルではなく、累積のキル数に応じて支援系の攻撃や装備が入手できる、ビギナープレイヤーにはうれしいストライクパッケージ"サポート"。その名の通り、チーム戦を行う際のサポート的存在としても重宝しそうだ。

『MW』シリーズはすべて遊んでいるが、実力に関しては"中の下の下"程度という自分にとって、サポートはかなりありがたい存在。とくに新登場のダミー救援物資は、敵と直接会わず、確実な効果が望めるので5 killsしたら迷わず発動したいところ。スペシャリストとアサルトをバリバリ使いこなせる日を夢見ながらサポートする日々です。

『MW3』のマルチプレイでハッキリと進化したポイントとして挙げられるのが、新たなゲームモードの収録だ。"キル・コンファームド"、"チーム・ディフェンダー"が追加されており、より長くプレイを楽しむことができるようになっている。

このモードでは、敵を倒すとドッグタグが出現。それを回収することでポイントが得られる。倒せば終わりではないうえに、倒された側のチームも仲間のドッグタグを回収すれば相手のポイントを無効化できるので、通常のマルチプレイとは違った立ち回りが求められることになるだろう。

いままでマルチプレイは基本的にサバイバルしかプレイしていなかった自分ですが。今回記事のために新モード"キル・コンファームド"を遊んでみたところ、これがじつにおもしろい! 敵を倒したらそれで終わり、ではなく倒したうえでドッグタグを入手しなければポイントにならない。うかうかと取りに行こうとすれば、あっという間にやられてしまうこのシビアさは、本モードならではのもの。ドッグタグを守ればポイントにはならないということで、誰かが人柱になって回収に来た敵をスナイパーで撃つなど……妄想は膨らむばかりです。

新モード2 チーム・ディフェンダーチーム・ディフェンダーでは、フラッグを獲得しているプレイヤーキャラを護衛することでポイントが増加する。攻め側と守り側がハッキリとわかれるので、より高度なチームワークが求められることになるだろう。フラッグを防衛、奪取するため、ときにはチームのために身を挺して犠牲になる必要も?

フレンドどうしで遊ぶプライベートマッチにも、新しいゲームモードが複数追加。"最硬"の敵、ジャガーノートになれるモードもあったりと、盛り上がること間違いなしだ。また、右記のものに加えてプレイヤー自身がゲームモードをカスタマイズし、フレンドと共有できる要素も新たに追加されている。

武器およびパークに関しては、それぞれ新要素が追加されている。いずれも戦いの戦略性がさらに増す内容なので、しっかりと把握して活用したいところだ。また、『コール オブ デューティ』シリーズでは前作に当たる『ブラックオプス』で採用されなかった"デスストリーク"が復活。

"武器技能"の採用により、本作では同じ武器を使い続けることで武器のレベルが上昇。各種アタッチメントのアンロックに加えて、武器そのものの機能も強化することができる。プレイヤーだけでなく、武器の成長も頭に入れてプレイする必要があるだろう。

  • パークの性能は『MW2』から見直され、"コマンド"、"ラストスタンド"、"ワンマンアーミー"の3つは廃止。一方で、複数の新たなパークが追加されている。自分に合った組み合わせを見つけるのが勝利への近道だ。
  • 『ブラックオプス』で一旦廃止された"デスストリーク"が今回復活。敵をひとりも倒さず、連続でやられてしまったときに付加される特殊能力で、連続デスの回数が増えれば増えるるほど内容も強化されていく。

しつこいようだが、自分の実力は"中の下の下"程度である。そのため、マルチプレイではキル数をデス数が大幅に上回ることがほとんど。デスストリークの復活は、そんなやられっぱなし人生のプレイヤーにとって、これ以上ない救済策になるだろう。とくに連続5デスで得られる効果はどちらもおいしい。連続4デスされたら、おとなしくもう1回デスされておく。それが中の下の下流の攻略テクだ!

近未来の戦争が舞台の『MW3』には、実用化されているものから試験中のものまで、数多くの最新兵器が登場する。なかには、試験すらされていない、ゲームが初採用となる武器も存在。強力な兵器、武器が活躍する本作のマルチプレイは、近未来の戦争を予言しているとも言えるかもしれない……。

本作には『ブラックオプス』から引き続き、ひとり、もしくはふたりで楽しめるモードとして"スペシャルオプス"を用意。従来までのミッションモードに加えて、迫り来る敵の波状攻撃を段階的にクリアーしていくサバイバルモードを新たに収録している。サバイバルモードのルールはシンプルで、"生き残る"ただそれだけ。しかし、敵の攻撃はウェーブという単位で構成されており、規定の数を倒すとつぎのウェーブへ進行し、それと共に敵の火力、量は増大していく。単純に敵を倒しているだけでは、あっという間に限界が来てしまうだろう。マップ内にある"アーマリー"(武器庫)では武器や兵器、各種アタッチメントを購入することができるので、それをしっかりと活用して戦略的に生き残る必要があるのだ。

三度くり返しになってしまい恐縮だが、"中の下の下"の実力である本記事担当編集の自分もサバイバルに挑戦してみたので、その模様をリポートする。選択したマップは、初期状態で選べる中でももっとも難度が低いとされている"RESISTANCE"。ヘタレなチョイスで申し訳ないが、どこまで生き残れるのか生暖かい目で見守ってほしい。

ウェーブ1〜2ではショットガンを持った敵しか出てこない。しかし、つぎのウェーブから新たな敵も登場するので、ここでショットガンの弾を集めておきたいところ。もしくは、効率的かつ短時間で倒してマネーを稼ぐのもあり。

ここからがいよいよサバイバルモードの本番といった感じ。敵の種類、数も増え装備も強力になってくる。ウェーブ4からはサブマシンガンを持った敵が出現するので奪取して役立てよう。とは言え、まだまだ難度は低めだが……つぎのウェーブでとんでもない奴が来ることに。

ウェーブ10で初登場のジャガーノートは動きこそ遅いものの、火力と耐久力が高く、少しでも気を抜けばあっという間に蜂の巣だ。しかし、幸いなことに1体しか出てこないので距離を置きながらじっくりと攻めればそれほど苦戦はしない。と、思ったらウェーブ15で2体同時に登場! 心が折れる音が聞こえました。

非常に不甲斐ない結果に終わってしまったが、中の下の下な実力としてはがんばれたほうだと思いたい。さて、遊んでみて強く感じたのは、アーマリー超重要! ということ。初期状態では多くのアイテムがロックされた状態なのでそれほど使う機会は多くないのだが、プレイを重ねてランクアップすることで新たなアイテムがアンロックされ、その重要度は一気に増す。支援系アーマリーの空爆を使えば、恐らくジャガーノートもあっさり倒すことができたのだろう。とにかくプレイを重ねる。それがサバイバルモード最大の攻略法なのかもしれない。また、本モードはマルチプレイ対戦の入門編としてもオススメしたい。マップはマルチプレイと共通しているので、遊びながら有利な位置を学ぶことができるはずだ。

次回はマルチプレイの概要をお届け!<2011年11月24日更新予定>

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