• DATA
  • ■メーカー:スクウェア・エニックス
  • ■ジャンル/テイスト:アクション・シュー
  • ティング/戦争
  • ■発売日:2011年11月17日(日本語字幕版)、
  • 2011年12月22日(日本語吹き替え版)
  • ■価格:各7980円[税込]
  • ■開発:インフィニティ・ワード/スレッジハンマー・ゲームス

2011年11月17日、『MW3』日本語字幕版がついに発売! これに先駆けて、11月14日には都内で盛大なパーティーも開催された。この日は特別ゲストとして、テレビCMでナレーションを務めたアーティストのGACKTも登場。FPSはあまり得意ではないと言いつつも、協力プレイのデモでは見事な援護射撃を披露し会場を沸かせた。パーティー後半では、2011年12月22日に発売が予定されている吹き替え版の声優、岡林史泰(ソープ・マクタビッシュ役)、楠大典(トラック役)、白熊寛嗣(ウォールクロフト役)、植田佳奈(アリョーナ役)らを交えて、マルチプレイを実施。会場から参加者を募ったのだが、かなりの猛者が潜んでいたようで、手も足もでない声優陣のプレイにたびたび笑いが起きていた。そして、パーティーの最後ではサプライズも。現在、海外で展開中の『MW3』に対応したSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)"Call of Duty Elite"が、日本でもサービスされることが決定したのだ。開始時期などは未定だが、これによってマルチプレイがさらに盛り上がることは間違いないだろう。

コラボ企画第1弾として、2011年11月1日〜11月30日まで"カラオケ パセラ"および"ジャンカラ"にて実施中のイベントでは、対象店舗にて作品をイメージしたオリジナルカクテルを販売するほか、一部の店舗ではゲームの世界を再現したコラボルームも展開。カクテルを注文した人にはオリジナルコースターがプレゼントされるので、ぜひすべて揃えてほしい。また、パセラ秋葉原電気街店B1Fバーリズムでは11月12日〜11月28日までの期間中、コラボカフェがオープン。カクテルのほかに、オリジナルメニューが展開されているので、戦場での栄養補給が必要なときは足を運んでみてはいかがだろうか。

米国に本社を置く自動車メーカー、クライスラーの"Jeep"が『MW3』とコラボ! "ジープ・ラングラー アンリミテッド ルビコン Call of Duty II"として、2012年3月に発売されることが決定した。日本国内では限定60台の予約受付を開始しており、価格は税込で428万円。購入者特典としてプレイステーション3版の『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』字幕版も用意されるという。ちなみに、同車はゲーム中にもたびたび登場。(お金に余裕があって)よりゲームの世界に浸るのならば、買うしかない!

  • 『MW』シリーズは日本国内において大学生のユーザーが多いということで、東京大学、慶応大学、早稲田大学、明治大学、立教大学、法政大学の学生選抜による六大学対抗戦が実施されることに。2012年3月に開催予定で、賞金は100万円。なお学生選抜のほかに一般枠も設けられ、特別編成したチームが大学チームの勝者と対決する。六大学の学生ではない人にも100万円ゲットのチャンス!
  • 日本語字幕版では、ソフトに封入されているチラシから、2011年11月30日までにスクウェア・エニックス メンバーズへ登録した人を対象とした早期購入特典も用意されている。その内容は、『MW3』にちなんだグッズを抽選でプレゼントするというもの。日本語吹き替え版を始め、発売されたばかりの数量限定コントローラなどレアグッズも用意されているので、購入した人はお見逃しなく。

ついに日本でも発売となった『MW3』。これにともない、いままで断片的に語られてきたキャンペーンモードの全貌がいよいよ明らかに。そこで今回は、これからプレイする人たちが気になっているであろうストーリーのポイントをQ&A形式でお届けする。もちろんネタばれはしない範囲で紹介しているので、物語の結末は自分の目で確かめてほしい。

本特集記事の第1回でも説明した通り、『MW3』ではアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスを巻き込んだ全世界規模の戦いが勃発する。各国で戦火に見舞われるのは、いずれも国の中心部と呼べる地域で、我々日本人にとってもお馴染みの場所だ。しかし、そこに広がる景色は破壊し尽くされ、往時の面影をわずかに残すばかり。またプレイヤーは、この惨事の首謀者であるマカロフを追う中で、インドやアフリカといった地域へも足を運ぶことに。つぎつぎと分散する戦火、果たして、最後にプレイヤーが立つ地はどこなのか……。

前作で起きたある出来事がきっかけで濡れ衣を着せられ、世界から追われる身となってしまったTF141のソープとプライス。とくにソープは『MW2』の最後の戦いで致命傷を負い、生死が危ぶまれていた。しかし、ニコライを始めとする協力者の援助を得て、インド山中のセーフハウスで蘇生。以降、ソープとプライスのふたりは単独でマカロフを追うことになる。シリーズの顔とも言えるふたりは、本作でも主要キャラクターとして物語を牽引。また、1作目からの長い付き合いということで、両者のバディ(相棒)感もさらに増した印象だ。ソープが復帰して最初のミッションで、軽口を叩き合いながらも息のあったコンビネーションでやすやすと敵地へ潜入していくシーンなどは、ファンにはたまらないだろう。

『MW』シリーズの伝統とも言える、複数の視点で描かれる物語構成は本作でも健在。メインとなるのはアメリカ陸軍デルタフォースの"フロスト"と、タスクフォース141(TF141)に合流した"ユーリ"のふたり。フロストはサンドマン、グリンチ、トラックといったデルタフォースの"メタル"チームの隊員たちとともに、アメリカ・ニューヨークを始め世界中で起きたテロを収束させるために転戦していく。もうひとりのユーリは、ロシア特殊任務部隊"スペツナズ"に所属していた過去を持つ。インドでTF141と行動を共にすることとなり、マカロフを抹殺するためにさまざまなミッションを遂行することになる。そのほか、要人を乗せた飛行機がハイジャックされるシーンではガードマンを操作することも。飛行機が急降下し、機内が無重力状態になるという特殊なシチュエーションでの戦闘が用意されている。

本作における最大の敵は『MW2』から引き続いて、ロシア超国家主義派を率いるマカロフだ。ソープ、プライス、ユーリの3人は彼を討つために独自の行動を取ることになる。とは言え、ターゲットへ辿り着くまでは決して容易ではない。つぎつぎと襲い来る刺客を迎え撃ちながら、その影を追うことになる。また、デルタフォースはマカロフの謀略によってアメリカに上陸したロシア軍、さらには超国家主義派のテロリストたちというふたつの敵を抱えることに。TF141とデルタフォースはときに協力し合いながら、マカロフを追い詰めていくのだ。

『MW』の航空機からの空爆、『MW2』のスノーモービルによる脱出劇など、同シリーズは特殊なシチュエーションでの戦闘も見どころのひとつだ。本作でもその要素はしっかりと引き継がれており、艦船のあいだをボートで縫うように進んだり、タブレット型端末でヘリからの支援を指示するといったシーンが挿入される。なかでも注目なのが、ニコライが用意した"無人地上攻撃機UGV02"。遠隔操作できるこの兵器の圧倒的な火力で、窮地に陥ったTF141を救うことになる。

たとえ重厚なストーリーが用意されていても、翻訳がさっぱりではその魅力を堪能することはできない。その点において『MW3』では『亡国のイージス』、『機動戦士ガンダムUC』などで知られる小説家の福井晴敏氏に字幕の監修を依頼。スケールの大きなアクション描写を得意とする同氏の手で、いままで以上に臨場感のあるゲーム体験が実現するだろう。なお、日本語吹き替え版のキャストも一部発表になっている。詳細は左下の通り。

本項目に関して言いたいことは、右のひと言に尽きる。『MW』シリーズのストーリーは本作で一旦の終結を迎えるのだから、いままで遊んできた人はそれを見届けずにはいられないはずだ。ゲームシステム的な面については、1作目から大きな変化はないが、決してマンネリというわけではない。すでに完成されているのだから、あえて変化させる必要がないのだ。とは言え、いざプレイしてみると感覚はこれまでのシリーズとはかなり異なる。それは戦場の違いに依るところが大きいのだろう。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスの市街地が、戦火によって破壊されていく。それは日常の破壊を意味する。1作目で描かれた核兵器による惨事、『MW2』のロシア空港での銃乱射テロといったシーンは確かに衝撃的ではあったが、あまりにも規模も大きいため、我々日本人としては、どこか映画の中のできごとに近いような、そんな感覚がなかっただろうか。しかし『MW3』は違う。劇中の悲劇、暴力、破壊は国こそ違えど、日常のすぐ隣で起きているのだ。そういう意味で、本作はこれまでのシリーズでいちばん怖い。だからこそ物語から目が離せないのだ。ちなみに、過去作を遊んでいない人にとっては……正直、話のつながりが理解しづらいと思う。なので、もし興味を持った人は廉価版も出ているのだし、ぜひ前2作を手に取ってみてはどうだろうか。時間がないと言うならば、『MW2』だけでも大丈夫だ!

次回はマルチプレイの概要をお届け!<2011年11月24日更新予定>

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