往年のSFロボットアニメの王道的世界と戦闘を、 カードバトルに昇華。宇宙船に続々集うパイロッ トたちでデッキを構成することが、仲間との絆や 特別感を演出し、戦いと物語を盛り上げる。バト ル自体も、攻撃エネルギーのやりくり、装備品で の強化などのRPG的要素と、守るべき母艦の存在 が本作ならではの戦術的駆け引きを演出。 “胸毛”に目がいく船長など、大人中心の 構成の登場人物たちも新鮮です。

週刊ファミ通1921号より

カードバトルの基本的なルールはわかりやすく、 おもしろみがある。“モジュール”を製作してカー ドや艦船を強化するカスタマイズ要素もグッド。 さまざまな乗組員が仲間に加わっていくのもワク ワクできる一方で、入手したカードはすべてデッ キに組み込まれてしまい、編成ができないのは不 満点。説明不足気味なうえに冗長な会話 は読むのが面倒くさく、物語の理解を深 める用語集などが欲しかった。

週刊ファミ通1921号より

カッコいいお姉さまやシブいおじさま中心のキャ ラ構成に好感！　お話のノリがわかりづらかった り、固有名詞連発で内容が頭に入ってこなかった り……というのはあるけれど、細部までこだわり のある設定が用意されていることは伝わってきま す。惑星に着くたび、バトルとエピソードが発生 するサイクルもいい感じ。カードゲームに ついてはルールがわかりやすく、デッキ強 化のおもしろみもありました。

週刊ファミ通1921号より

プレイ当初は、シナリオ関連のテキスト・演出面 の“色気”のなさが引っかかりましたが、バトルの コツがつかめると、登場キャラや物語世界にも愛 着が芽生えます。戦闘は、シナジー効果を高めに 高めるよりも、“蟻の一穴”の集中攻撃が功を奏す バランス。カードデッキまわりのUIが快適で、攻 防の演出がしっかりしていることもあっ て、戦闘機会と機体強化が待ち遠しいプ レイサイクルを経験できます。

週刊ファミ通1921号より