メトロイドヴァニア系探索アクションに、弾幕シューティング要素を加えたバトルがユニーク。アクションの手触りも反応がよく、使いこなせるようになるほど、かわいいデフォルメキャラとの相乗効果でキャラに愛着が湧いてくる。その一方で、初見時に敵と味方が区別できないところがあり。コンボで敵の守備力が上がる仕組みは、爽快感と立ち回りの駆け引き、どちらを求めるかで評価が分かれるかな。

週刊ファミ通1831号より

うさ耳の主人公を始め、ピクセルアートで描かれるキャラがとてもキュート。かわいらしい見た目に反してストーリーは思いのほかシリアスだけど、そこもまた魅力のひとつに。進行の自由度はあまり高くないけれど、あちこち探索してマップを埋めていくのは楽しめます。アクションの手触りは良好で、弾幕シューティングの要素があるボス戦や、多彩な“シジル”の装備によるカスタマイズ性もグッド。

週刊ファミ通1831号より

シンプルな入力で多彩な技をくり出し、コンボに挑戦する戦闘が小気味よい。近接戦メインですが、ときおり派手な弾幕を張るボスが登場する構成で、メリハリが利いてます。発見時に入れなかったエリアの再訪が少々面倒な作りだけれど、広いマップに探索意欲も刺激されました。ちょびっと古いノリのタッチや演出も含め、キャラの設定は興味を引き、見かけとエピソードのギャップも作品の味となっています。

週刊ファミ通1831号より

道なりにズンズン進む勇ましさと、「ここはいまは通れないのか」というションボリ感が高水準でせめぎあうエリア探索は、随所で得られる達成感が高めです。道中の戦闘は淡々としていますが、ボス戦はほどよい手応えを感じつつ、多彩なアクションの畳みかけに酔えます。メインストーリーの進行はやや遅め。キャラの個性や心情が丁寧に描かれているので、物語世界への興味が途切れることはありせん。

週刊ファミ通1831号より