Cassette Beasts(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
『ポケモン』フォロワーな部分は端々に感じられますが、独自要素も多々詰め込んでいて気に入っています。噂を集めてオープンワールド世界を探索していくのはワクワク。“フュージョン”によって膨大な種類のモンスターに変身できる点もいい感じ。技を自由に着脱可能でカスタマイズしやすいのがうれしいね。ただ、画面がかなりの頻度でカクつくのが難。新たな名前を日本語入力できない点もツラい。
週刊ファミ通1802号より
カセットテープにモンスターを記録して集める要素など、『ポケモン』からの影響を色濃く感じるが、バトルの戦略性がよく練られていてオリジナリティーもしっかり感じられる。ボーカル入りのBGMや温かみのあるグラフィックが作り出す雰囲気も魅力的で、不思議な世界の冒険にも心が弾む。フィールドを移動しているときに、読み込みのためか、ちょくちょく動きが止まるのは気になった。
週刊ファミ通1802号より
カセットテープを題材にしているだけあって、どの場面も音楽がすばらしい。作品のベースはモンスターの捕獲&育成RPGだけれど、とくにバトルがおもしろい。属性の相性や追加効果の条件などが多彩で、それらを見つけるのも楽しい。バトルスピードをもう少し速くできればなおよかったな。ドット絵で描かれたフィールドは、ほのぼのした雰囲気だけど、ほどよく頭を使う仕掛けに満ちているのもいいね。
週刊ファミ通1802号より
システムしかり、演出しかり、音楽しかり、ビジュアルしかり、『ポケモン』フォロワー作品としての完成度は高い。モンスター集めだけではなく、入れ換え自由な“ステッカー(技)”集めも含めて非常にやり込み甲斐がある。オープンワールドのマップは探索のおもしろさが盛り込まれ、攻略の自由度も高い。ただ、バトルのテンポの悪さが目立つのは難。移動も含め全体的にモッサリ感があるのも気になる。
週刊ファミ通1802号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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