フルトン回収した兵士を基地で運用していく『メタルギア ソリッド』シリーズのシステムのオマージュなのか、手触りが似ていますね。死と隣り合わせの中で、キャラをコツコツ育てていくのはヒリヒリしておもしろい。適材適所でスタッフを配置すれば、恩恵もしっかりあってやり甲斐も十分。パーマデスは無効化可能なので遊びやすいです。多様なマイナススキルを楽しめるかは好みが分かれそう。

週刊ファミ通1798号より

とぼけたテイストのグラフィックやストーリーがなんともいい味。シンプルめの軽快なアクションと、基地を拡充していく要素が、ミッションにくり返し挑みたくなる気持ちにさせてくれます。ユニットごとに、マイナスな効果を持つものも含む、さまざまな“特質”を有しているのもおもしろいポイント。倒されたユニットはロストする仕様も合わさって、プレイに変化が生まれるのがグッド。

週刊ファミ通1798号より

盗難に遭った品を取り返さんとする、配送会社の本気の対応という設定がユニーク。ステルス要素や、バルーンで装備や敵兵士を回収できる部分は『メタルギア ソリッド』シリーズを思わせますね。出動スタッフがそれぞれ持つパッシブスキルは、マイナスな効果も多く、油断すると簡単にやられてしまう緊張感があります。被害者宅の地下をアリの巣のように自由に拡張して基地を作るのもやり応えあり。

週刊ファミ通1798号より

武器や帽子を集めたり、敵を捕らえて仲間にすることで自軍の施設が拡大。そんな収集のくり返しは、やり込み甲斐十分。また、効果の異なる各武器＆帽子と、特性の異なるキャラの組み合わせは無限に近く、さまざまな戦術が味わえる。とはいえ、落ちているオブジェクトがごちゃごちゃに重なり、意図しないアイテムを拾ってしまうことも。ドタバタしたバトルは見た目に楽しいが、爽快感より煩雑さが際立つ。

週刊ファミ通1798号より