McPixel 3(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
ポイントクリックでリアクションを楽しむ形の脱出系アドベンチャー。クリアー時間10秒ほどのステージをノンストップで連続プレイするスピード感と、ナンセンスコメディー的な想像の“斜め上”を行くクリアー方法で、独自のグルーブ感をプラス。往年の名作ゲームや映画などのオマージュ溢れるステージや演出にもニヤリ。正解以外のリアクションも楽しみたくなり、くり返しプレイも楽しいモノに。
週刊ファミ通1775号より
多種多様なシチュエーションにハイテンポな展開。そして、あちこち触ったときに起こる予想外のリアクションの数々が愉快で、プレイの手が止まらない。各シーンでの正解を探すのが目的とはいえ、おバカなジョークに「そうきたか」と思わされるのが楽しく、いろいろ試したくなります。達成率をコンプリートしたいときは、しらみつぶしの作業的なプレイになりがちだけれども、力を抜いて遊べる。
週刊ファミ通1775号より
先々週の『Goat Simulator 3』しかり、ナンバリングからしてふざけすぎ。ゆるいノリにもかかわらず、つねに何かに急かされているようなテンポ感と、くだらない中身がクセになります。手当たり次第にいろいろ試すのですが、失敗シーンがおもしろいので、一発でクリアーできちゃうと逆にガッカリしたりして(笑)。アプローチごとにバカげた場面が用意され、100パーセント回収せずにはいられません。
週刊ファミ通1775号より
奇想天外なリアクションはもとより、すべり芸・天丼といったベタでさえ、テレビゲームという作品形式ならではの“間”によって魅力が引き立ちます。加えて操作性のイマイチさ、ミニゲームとして引用される各ゲームジャンルの再現度の適当さも笑いのスパイスになっていて、評価に困る作りです。ステージ数も多く、“毒を食らわば皿まで”の精神で総当たりする覚悟さえ決まれば、しばし楽しいひとときを過ごせます。
週刊ファミ通1775号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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