Batora: Lost Haven(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
見えない壁で封鎖された空間で戦わされるのが厄介だけど、適宜属性を切り換えながら攻撃するのが案外おもしろい。属性はパズル的な謎解きにも応用可能で、ほどよい手応えでした。大量の“ルーン”を装備して強化するところも楽しい。惑星を巡る旅や現地人との出会いは興味をそそられたし、主人公の選択が少なからず後の展開に影響する点もいい感じ。意外ななりゆきに何度も驚かされましたね。
週刊ファミ通1772号より
神秘的なSFの雰囲気がいい感じ。ふたつの属性を切り換えながらのバトルやパズル要素は、冒険のアクセントに。選択肢によって得られる“カルマ値”が、物語の分岐や装備できる“ルーン”に影響する仕組みも○。ボタン操作での攻撃のほかにアナログスティックで出す技もあるが、こちらはもう少し使いやすいとよかった。抑えめの価格ながら、3Dモデルで描かれるイベントシーンが凝っていて好印象。
週刊ファミ通1772号より
ふたつの属性を切り換えながら立ち回るバトルが小気味いい。とくに、弱点属性がころころ変わるボス戦は、慌ただしくも楽しい。操作性やカメラも良好です。パズルステージはいいアクセントに。各惑星の住民との交流で出現する選択肢は、物語の展開だけでなく、主人公の強化にも影響するので悩みますね。ただ、日本語訳はバッチリながら、淡々と話が進んでいくため、主人公に感情移入しにくいかな。
週刊ファミ通1772号より
プレイヤーの選択によって変化するストーリー、攻撃方法や能力の異なる属性を活かして戦うアクション、頭を使う多彩なギミックのパズルなど、ひとつひとつが丁寧な作りでコストパフォーマンスの高さを感じる。ただ、ゲーム進行は比較的ゆっくりで、いろいろできて楽しくなるまでが長く、間延び感がある。また、ひたすら手を動かす心地よさがある反面、クエストはお使い色が強く、多少の作業感も。
週刊ファミ通1772号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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