Ib(イヴ)(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
初見殺しの仕掛けやしっかりとした謎解き、加えて荒唐無稽な解法ありと、さまざまな形で謎が散りばめられている点がいい。おっかなびっくり試行錯誤するのが楽しかったです。どちらかと言えば、精神的に来る感じの恐怖が描かれていて、やるせなさも内包した物語。美術品の収集など、エンディングの回収がてら楽しめる周回向け要素や、フリー版から一新されたビジュアルも気に入っています。
週刊ファミ通1787号より
ピクセルアートで描かれる、かわいらしくも不気味な雰囲気がいい感じ。怖すぎない塩梅のホラー演出で、背筋が寒くなる体験を味わわせてくれます。パズルや謎解きでちょくちょく考えさせられながらも、スイスイ進行するテンポのよさも○。パッケージ版については、ファンアイテムとしての意味合いが強いと思うので、ゲーム部分のみのコストパフォーマンスを求める人には向かないかな。
週刊ファミ通1787号より
美術館に展示されている不気味なアート作品が、嫌な空気、空間を作り出していてジワリと怖い。美術作品のテーマに合わせた謎解きもおもしろいし、比較的短めのギミックをどんどん解いていくスタイルがまた楽しい。ヒントを読んだのに、まんまと罠にハマったりもして、意識の誘導も巧みだと感じました。エンディングが複数あったり、クリアー後のお楽しみが用意されているのもうれしいですね。
週刊ファミ通1787号より
2012年にリリースされたアドベンチャーゲームのリメイク版。ビジュアル的にはそれなりの古めかしさを感じるものの、臨場感のあるセリフ回しや巧妙なゲーム展開などがキラリと光る。美術館という舞台はもとより、さまざまな絵画や彫刻などを上手に活かした演出&謎解きが魅力的。また、先が気になる物語も◎。全体的に遊びやすく調整されており、当時のファン向けとしてはよい改作。
週刊ファミ通1787号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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