メタル好きなら必ず遊んでおきたい。似たようなシステムの作品はほかにもあったけど、本作はただひたすらビートに合わせて敵を撃てばオーケーと、シンプルに爽快で遊びやすいのが非常によかった。メインストーリーとは別に、短い特殊ルールのチャレンジがあるのもメリハリが付いてグッド。作品のデキには満足できるけど、ボリュームは少ない。ラスボス以外のボスが全部同じに見えるのも難点。

週刊ファミ通1766号より

メタルミュージックをテーマにしたゲームは珍しく、メタルバンドのアルバムのジャケットに描かれる世界観を表現したような内容は、メタル好きの人ならたまらないはず。ビートに合わせて行ったアクションが強化される仕組みと、敵を攻撃して“憤慨レベル”を高めるにつれてサウンドが激しくなる演出に、テンションがぶち上がる。ボリュームは少なめだけど、参加アーティストは豪華で満足度は高い。

週刊ファミ通1766号より

トントントンと、ベースのリズムに合わせて攻撃を当てるほどに、与ダメージとBGMが増し増しになっていくのは盛り上がりますね。ボーカルを聴きたいがために“憤慨”を必死で維持したくなります。戦闘は『Doom』的なスタイルで動きも滑らかです。ただ、ボスの攻撃パターンにもっとバリエーションが欲しかったかな。細かいことですが、設定で攻撃がトリガーボタン以外にも割り振れたらよかった。

週刊ファミ通1766号より

シューティングゲームと音楽の融合という部分では、『Rez』にも似た高揚感溢れるプレイフィールが味わえる。ビートに合わせて敵を倒すことで攻撃力がアップし、体力も回復。そのリスク＆リターンのバランスがよく、また、どの武器を使ってどの敵を攻撃し、どこで奥義を使うか、といった戦略性も楽しめる。“憤慨”ゲージを溜めることで、インストだった曲にボーカルが追加されるのはいい仕掛け。

週刊ファミ通1766号より