ザ・ランブルフィッシュ2(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
シリーズ初プレイ。17年前の作品がベースで、UIなどは時代的懐かしさを感じるが、キャラクターの一挙手一投足の動きなど作り込まれたモーションや、2D格闘としての手触りは色あせない魅力があり。操作キャラたちの個性も明確で、ふたつのゲージとダッジを駆使した駆け引きが戦いを熱いものに。作中に確認できる技表は、コントローラのボタンに対応した形でないため、少しわかりにくい部分も。
週刊ファミ通1775号より
アーケード版のみだった作品が、17年越しに家庭用に移植されるうえに、オンライン対戦もできるのはファンなら感涙ものかと。手触りは、ひと昔前の格闘ゲームではあるものの、2種類のゲージを運用しての攻防は独自のおもしろみがあります。トレーニングモードがあるのもありがたいけれど、レコーディング機能などはなく、モードの構成も含めて家庭用版としては全体的にシンプルな仕上がり。
週刊ファミ通1775号より
クオリティーの高い、洗練されたクラシックなスタイル。背後にそれぞれのエピソードを匂わせるようなキャラクターデザインが目を引きます。セルライクなビジュアルと独特の動きとが、彼らにさらなる個性と魅力を付与。映像的にもバトルの展開的にも変化をもたらす、パーツクラッシュがユニークです。対戦相手がいればこそのタイトルだけに、オンライン対戦の環境が用意されているのが大きい。
週刊ファミ通1775号より
キャラの挙動全般の遊びが少ないこと以外は、オーソドックスな攻め主体の2D対戦格闘ゲームとの印象。“敵の攻撃を受け流してから反撃”のセオリーを身につけないと、最弱難度設定のアーケードモードでもボコられ続けるシビアさがあります。その一方で、各キャラごとの最適解の研究のし甲斐を感じるのも確か。オンライン対戦を“研鑽を積む場”としてフル活用する気概がある人に、おススメ。
週刊ファミ通1775号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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