Lost Ruins(Xbox Series X)のレビュー・評価・感想情報
かわいさと不気味さの相反する両者を両立させた2Dグラフィックがすてき。謎多き物語とともに、トライ&エラーで敵の撃退法を覚えていくデストピア系ダンジョンの強力な推進力に。低めに設定された自身のHPと、現地調達する豊富な武器や魔法、そしてダンジョン内の設備を駆使して敵を撃退していく戦闘が、サバイバル感を強く押し出して探索を盛り上げる。だからこそ装備変更がスムーズに行えたらとも。
週刊ファミ通1752号より
キャラとグラフィックがかわいらしく、それとは対照的に不穏な空気が漂うダークな世界観は、独特の魅力を放つ。攻撃のモーションは武器の重みが感じられ、武器を振った後の硬直も長いため、間合いの管理や攻撃のタイミングを見極めるのが重要で、シンプルめのアクションだけど緊張感を味わえる仕上がり。アクセサリーの効果や環境を利用する要素も○。コンパクトながら、やり甲斐のある作品。
週刊ファミ通1752号より
よくあるタイプの探索型アクションですが、独自の工夫が凝らされ、総合的な完成度も高いです。武器に魔法、パッシブスキルを、状況や組み合わせを考慮して切り換える戦術性は、遊び応えあり。明確に区切られた各エリアにはそれぞれストーリーが用意され、踏破してマップを完成させていく楽しみとともに、推進力を生み出しています。レトロな動きで魅せる女子学生のビジュアルもインパクト強め。
週刊ファミ通1752号より
毒や油などの一時的な状態変化を利用、または打ち消すプレイに徹することで、難所に思える場面も危なげなく突破できます。各アクション後の硬直時間が長めだったりと、小手先の爽快感はさほどではありませんが、“じっくり探索派”も、“とりあえず先に進みたい派”もストレスなく進められるフィールド構成は魅力です。モンスターっ娘+ゴア表現にこだわった物語世界は、2D絵とはいえアクが強め。
週刊ファミ通1752号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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