Thymesia(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
ソウルライク系のアクションRPGが持つ手応えと過酷な世界はそのままに、主人公強化やセーブポイントの位置などのシステムまわりや、価格帯で遊びやすくチューンアップした1本。HPだけでなく、“体勢ゲージ”を削らなければ敵を倒せない仕組みが、バトルに“疫術”を駆使した見映えする立ち回りをもたらし、爽快感を演出。一方、敵の攻撃に対するガード判定のタイミングや回避はきびしめな部分も。
週刊ファミ通1763号より
『Bloodborne』や『SEKIRO』からの影響を色濃く感じるソウルライク。剣攻撃で敵の“体勢ゲージ”を減らし、自然回復するゲージの上限を爪攻撃で削るシステムが、ハイテンポなバトルを作り出していてグッド。“技能”の習得により戦闘スタイルが変化するが、自由にポイントを振り直せるので、ボスに合わせて戦いかたを変えたりできるのもいい。“疫術”の仕組みも戦いをおもしろくしている。
週刊ファミ通1763号より
ちょびっとカジュアルな“死にゲー”で、コンパクトなボリュームとともに、ライトゲーマーを歓迎してくれます。敵の動きを観察して攻略法を見出したり、少しずつ上達していくのを実感できたりと、喜びがいっぱい。操作は覚えやすく、戦いの展開は“本家”よりもスピーディー。手応えが軽いとも感じましたが、敵の隙を見て攻撃を加え、バランスを崩して仕留める、一連の駆け引きのとりこになりました。
週刊ファミ通1763号より
ザコクラスでも、アーケード格闘アクション感覚で突っ込むと即瀕死状態に追い込まれる強さの敵に、スピーディーな立ち回りと手数の多さで対抗するのが気持ちいい! 獲得したお金を中継地点に持ち帰って行うパワーアップ操作は少々面倒ですが、毎回、可能性の拡大を実感できます。ボリュームはコンパクトですが、道中のフレーバーテキストが豊富で、不穏な世界を旅するムードを存分に味わえます。
週刊ファミ通1763号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。