Dusk Diver 2 崑崙靈動(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
前作未プレイかつ台湾に行ったことがないけど、日本と近い文化圏かつ、アニメ寄りのキャラ造型で、“ファンタジー”系都市型アクションアドベンチャーとして街での探索&バトルを満喫できた。台湾グルメやサブクエストも街歩きを後押し。バトルは操作の手軽さとキャラ強化の自由度の高さが、立ち回りの爽快感と楽しさをもたらすからこそ、敵のバリエーションがもう少しあれば、と思うところも。
週刊ファミ通1733号より
台湾の街並を再現したマップやキャラの立った登場人物などは前作同様、魅力となるポイント。基本の攻撃でコンボをつなげつつ、“SP”を消費してくり出す強力な技を叩き込んだりと、わかりやすいシステムで手触りも良好。操作キャラが変更可能になり、カウンターなどの新要素が加えられたのも○。敵の体力が多く、戦闘が間延びしがちなほか、敵があまり変わり映えしない点などは、やや難あり。
週刊ファミ通1733号より
作り込まれた街の、どこかエキゾチックな風景に興味をそそられます。対照的にダンジョンの作りはやや単純で、必要以上に広く思えますが、舞台の設定はユニーク。同じ姿をした敵との似たような戦いが続き、ダレる場面もあるけれど、ダウンを取ったりカウンターを決めたりといった立ち回りは快感です。ビジュアルをはじめ前世代的に感じる要素もあり、少々手を出しにくい価格というのが正直なところ。
週刊ファミ通1733号より
カラフルで3D空間としてのおもしろみがある西門町の居心地・歩き心地は良好。会話ベースで展開するストーリーの骨子が頭にスッと入ってこないのは、続編モノだからという以前に、プレイヤーに提示すべき“何か”が足りていないからだと思います。壁際に勝手に追い詰められる敵をボコり続けがちな戦闘パートを「そういうもの」と割り切れるなら、ゲーム世界の状況を進めている実感はつねに味わえます。
週刊ファミ通1733号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。