アイアンハーベスト コンプリートエディション(Xbox Series X)のレビュー・評価・感想情報
目新しいシステムはなく、ゲーム的にはオーソドックス。ですが、1920年代の世界に根付いている鈍重で無骨な“メック”の存在がたまらなく魅力的に感じますね。各勢力の視点からボリュームたっぷりで描く物語は興味深く、目まぐるしく戦況が変化する中で逐次対応して戦っていくのがおもしろいです。ただ、操作面がいいとは言い難く、ムービーの画質がゲーム中より荒い点も気になってしまうかな。
週刊ファミ通1718号より
1920年代ごろのリアルな雰囲気とディーゼルパンクを融合させた世界観で、ごつごつした姿のロボット兵器が登場するのは、好きな人なら胸が弾むはず。ストラテジーとしては、あまり目新しいシステムは見られないけれども、ストーリーが意外としっかり描かれていて、先を目指す動機付けになります。操作に関しての細かなところで気になる点はあるものの、けっこうカジュアルに遊べるのも好印象。
週刊ファミ通1718号より
ひとつの戦いを各勢力の視点から体験できるキャンペーンは、ボリュームたっぷり。フィクションに史実をひとさじ、硬派なミリタリーものに人情味をひとさじ、といった物語にも引きつけられます。チマチマしたユニットの管理は手がかかり、AIの動きに不満を感じることもありますが、リアルタイムの緊張感がたまらない。侵攻と防衛、仲間の救出、拠点の設営など、変化のあるミッションに飽きも来ません。
週刊ファミ通1718号より
レトロでぽってりとした歩行兵器は愛嬌がありますね。ただ、大型兵器は地形にハマりがち。ユニットのグループ化は戦略の基本ですが、慣れるまで誤操作しやすいかな。各陣営のキャンペーンはドラマティックなだけに、ムービーの画質が粗いのが残念。英雄の相棒の動物たちはかわいいです。対戦形式のモードは、侵攻と防衛の忙しさが○。全体的に不具合がチラホラ見られるので、今後の改善に期待。
週刊ファミ通1718号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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