LIBERATED(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
コミックテイストでの表現はたまに見ますが、全編にわたって展開するのがユニーク。そのままの体裁で操作も行っていくのが気に入っています。アクション映画ばりの大立ち回りを演じたかと思えば特殊な機器を使ってパズルに挑戦するなど、多彩なシチュエーションを追体験できるのがおもしろい。場面に応じて操作する人物が変わるのですが、内容自体にとくに変化がなかったのはちょっと残念。
週刊ファミ通1694号より
動くマンガ的な見せかたと演出が、ハードな世界観の物語に引き込んでくれる。つぎのコマに移る動きやグラフィックが描画されるときにわずかながら待たされるため、テンポ感はいまいちに感じることも。読み進めていくなかで、シーンによっては実際にキャラを操作するアクションパートが挟まり、ハッキングなどの謎解き要素があるのもいい。ただ、ガンアクションとしては、やや簡素な印象かな。
週刊ファミ通1694号より
バンド・デシネのようなアート性のあるコミックが超クール。絵が動いたり、クイックタイムイベントが発生したりと、デジタルならではの表現も。1コマずつボタンで送るのがおっくうになりがちなので、オートプレイ機能もあればよかったな。ゲームパートへの移行はスムーズで、ステルスアクションや銃撃戦などバリエーションもありますが、少々作業的かな。フキダシの日本語訳は自然です。
週刊ファミ通1694号より
メガドラの名作『コミックスゾーン』を彷彿させるゲーム性。銃撃戦だけはでなく、ステルス、パズル、QTEなど、各種“遊び”が盛り込まれ、ユーザーを飽きさせない作り。擬音やコマ割りなども凝っており、コミックを読んでいるかように進行するプレイフィールは心地よい。ただアクションは少々力押しでも何とかなるバランス。攻防の駆け引きは薄めで、操作のもっさり感も相まって一本調子な印象も。
週刊ファミ通1694号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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