クラッシュフォース(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
昭和の横スクロールシューティングの見た目と手触りを再現。トライ&エラーで攻略法を覚える作りもファミコン風。いじわるな場所に配置された敵機や、背景に溶け込み見にくくなる一部の敵の攻撃も懐かしさがある。自機の体力の少なさや、攻撃が一度でも当たるとリセットされる強化ショット、ステージ冒頭からのコンティニューなど、難易度を選べたうえで味わえる“懐かきびしさ”に魅力を感じるなら。
週刊ファミ通1669号より
『ロックマン』風の見た目に『魂斗羅』風のガンアクションを合わせたような作風。でも、弾を撃つ方向は正面に固定で、内容は薄味かつボリュームも少なめ。せっかくサイやサソリといったユニークなキャラを主人公にしているのに、それらしい個性的なアクションがなく、性能差もないのは残念。昔の作品に見られたギミックや演出のインスパイアに、懐かしさを感じながら遊びたいという人にはいいかも。
週刊ファミ通1669号より
安くてボリューム十分。アクションの根本的なおもしろさがストレートに味わえる作りです。カッチリした操作感とレスポンスのよさとで、理不尽さやイライラに悩まされることがありません。ショットの段階的なパワーアップが、1ミスで初期状態まで戻るのはトホホですが、これもチャレンジングな要素の一環。各プレイアブルキャラには能力面での個性が欲しいけど、親しみやすいデザインは好きだな。
週刊ファミ通1669号より
ショット方向が左右のみなど、プレイスタイルの選択肢の少なさはまさに8ビット時代風。リトライが苦行に感じないのは、融通が利きまくるジャンプ軌道制御と、攻撃ヒット時の効果音の気持ちよさがあってこそです。エリアごとに新しい敵やギミックが登場するなど、ゲーム展開自体は思いのほか多様性あり。ボス戦の難度もほどほどで、一気にクリアーするつもりで遊ぶぶんには満足度が高いはずです。
週刊ファミ通1669号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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