ベースが30年前の作品だけど、新たな航路や港の開拓、敵対勢力とのシェア争い、艦隊戦など、大海原を舞台に交易を通して自勢力を拡大していくおもしろさの核は、色あせることなく存在。一方、HD化されているとは言え、グラフィックやUI部分にクラシック感は否めず、そこを古いと感じるか、味と思うか。他機種版などの追加コンテンツも収録し、名作『Ⅳ』の“完全版”的に遊べるのはうれしいよね。

週刊ファミ通1693号より

『パワーアップキット』などの内容を含む集大成作品を現行機で遊べるのがうれしい。UIや航海時のグラフィックなどにやや古さも見えるけど、ロマンとともに懐かしさが味わえる。シリーズ未経験者だと最初のうちは何をしたらいいのか迷うと思うが、海戦や投資によって各港のシェアを広げ、自勢力を拡大していくのは没頭できます。帆を動かして風を受ける手動での航行は、相変わらず難儀しますが。

週刊ファミ通1693号より

貿易も海戦も冒険航海も楽しめて、どれに力を入れるかはプレイヤーの自由。それぞれおもしろいから、主人公を変えて2回目、3回目とプレイしてしまう……そんな『大航海時代』がこの価格で入手できるなんて。ただ、できることが多いのに、いわゆる“TO DOリスト”がなかったり、オートが適用できる項目が少なかったりと、現代的なリファインは控えめな印象。それだけに完全新作への期待が高まります。

週刊ファミ通1693号より

残り物資や敵艦隊との遭遇にビクビクしながら、まっさらな地図に新たな街を描き込んでいく過程は文句なしのおもしろさ。グラフィックは記号的ですが、史実の資料と突き合わせながらプレイすることで歴史のロマンを満喫できます。交易によるお金儲けや艦隊編成がモチベーションになれば、複数用意された主人公のシナリオも楽しめるでしょう。携帯モードのタッチ操作に対応した操作性も良好です。

週刊ファミ通1693号より