天国の仔猫ちゃん(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
自分の残像を足場にして出口を目指すシステムが独特なパズル。シンプルでわかりやすく、気軽に遊べるのがいいですね。BGMは終始しっとりした雰囲気で、制限時間に急かされることもなく、腰を据えて考えられるのがグッド。コインを集めてお得なアイテムをゲットする、一種のやり込み要素があるのもありがたい。残像を作ると中継地点から再スタートになるのが、ちょっと面倒に感じるかな。
週刊ファミ通1651号より
かわいいキャラや、自分の残影のようなものを設置し、それを足場にするパズルアクションのアイデアはグッド。残影を置くたびに特定の場所に戻されるほか、敵との接触やステージからの落下によって設置済みの残影が全部消えてやり直しとなるのは、ストレスになりがちで、忍耐が必要なところ。難度が急上昇する場面があるが、ただ難しいだけでなく、面倒さも付随する設計で、意欲を削がれてしまう。
週刊ファミ通1651号より
シンプルなドット絵ですが、ネコがキュートで、鳴き声もネコ好きの心をくすぐりますね。パズルは、ネコの分身を足場にして段差を上ったりする、一風変わった仕組み。分身を出すたびにチェックポイントに戻るのは一見わずらわしいようで、戻ることで危険を避ける使いかたもあるなど、歯応えあり。ステージの合間に進行状況がセーブできる再開ポイントはあるけど、ステージセレクトもできれば、とも。
週刊ファミ通1651号より
分身を作り、それを足場にして出口を目指すパズルアクション。分身を作るたびに本体がチェックポイントに戻るので、同じ場所から何度もやり直す手間がストレスになりがちだが、その仕掛けがパズルとして上手に活かされているステージもあるなど、一長一短。悲しい世界観や、緻密さが求められる操作などが相まって、プレイ感覚に苦しさがあり爽快感は薄いが、マゾゲー的な魅力も持っている作品。
週刊ファミ通1651号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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