アウトバディーズDX(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
多彩なアクションを使った探索からステージの雰囲気まで、『メトロイド』へのリスペクト溢れる1本。そこに“バディ”を使った謎解き&協力要素が本作独自の手応えをプラスしている。偵察でステージの奥を調べられるのも地味にうれしい。アクションの手触り感は現代基準のまま、16ビット機的2Dグラフィックで再現されたステージ&ボス戦は雰囲気抜群。ただ、敵や仕掛けが見にくいと感じる部分も。
週刊ファミ通1657号より
『メトロイド』からの影響が色濃い作風が特徴的。バディ・ユニットを活用して周囲を調べたり、敵をハッキングして足場に変えたりするギミックは、淡々としがちなプレイの中でのアクセントに。注意深く調べないと見落としてしまう進路などもあるものの、広いマップは探索し甲斐がある。死亡時は直前の部屋からリトライできるので、くじけにくいけれど、少なめの体力にきびしさを感じる人はいるかも。
週刊ファミ通1657号より
暗闇にネオンカラーで浮かび上がるチマチマしたドットアートは、一部見えにくい部分もあるけれどステキ。バディの能力も含めてアクションが多彩で、それらを使いこなしながら迷宮を進んでいくのには、パズル的なおもしろさもあります。正直、基本動作以外はなかなか覚えにくかったですけどね。攻略に手こずる難しさでしたが、ミスしても近くから再スタートできるので、希望の光を失いません。
週刊ファミ通1657号より
ギリギリの距離のジャンプ移動をしながら、壊せる壁を探しつつ、とんでもない広さの地底(海底)をさ迷っていると、閉塞的なゲーム世界の居心地の虜になります。バディ・ユニットの操作パートは、アクセントというより、淡々としたゲームテンポを一時的に止める印象ですが、未踏エリアを探索できるのはいいですね。敵の行動パターンは、倒したときの“してやったり感”が低めの力押しタイプです。
週刊ファミ通1657号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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