見た目も手触りも、クラシカルな2Dアクションスタイル。和と中が混じる東洋的な世界観をベースに、擬人化されたかわいい動物たち4人の“特技”により、本作に親しみやすさと個性がもたらされていいね。貯めた“銭”で能力を購入したり、ステージを進めたりすると、アクションの幅がグッと広がり、周回プレイに能力を引き継げるのはうれしい。ステージ数自体は多くはないが、個性的で飽きさせない作り。

週刊ファミ通1633号より

動物のキャラがかわいらしく、ステージの雰囲気なども含めてグラフィックが魅力的。操作できる4キャラがそれぞれ異なる能力を持っているのに加え、協力プレイが可能なのも、遊びの幅を広げていてグッド。懐かしさを感じさせる作風ながら、アクションの手触りはスムーズで、かぎ縄を使った移動のほか、ダッシュなどの活用でプレイがよりスピーディーになるのもいい。操作説明があれば、なおよかった。

週刊ファミ通1633号より

主人公たちの豊富なアクションを始め、変化に富んだステージや敵など、最後まで飽きの来ない作り。操作性は良好、理不尽な意地悪さもなく、パワーアップがしやすくて、気分よく遊べるのがすばらしい。エキセントリックな和風のステージやユーモラスなキャラなど、見た目もカラフルで楽しいです。価格も含め、買おうという気を起こさせる要素がちょっと弱めではありますが、掘り出し物見〜っけ。

週刊ファミ通1633号より

「こんな動きが許されるのか」というほど融通が利く、アクションゲームとしての手ざわりは良好。その一方で、敵や障害物の配置はメリハリに欠け、フィールド構成自体にもチャレンジ精神を刺激する意図が感じられない点が気になりました。マルチプレイで大味に遊ぶぶんにはいいのかもしれませんが。丁寧に描き込まれたドット絵の魅力が、説明を極力排したゲーム展開の中で流され気味である点も残念。

週刊ファミ通1633号より