フォワード・トゥ・ザ・スカイ(Forward To The Sky)(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
空中に浮かぶ塔という抜群のロケーションと、シンプルに上を目指す導線の明快さ、そして直前で復帰できるトライ&エラーのしやすさが探索の背中を後押し。その一方で、カメラが操作キャラに近く、ボスバトルを含めた仕掛けのダイナミックさや、絶景の天空というロケーションを存分に活かせていない印象。行く手を阻むパズルもバラエティーに富んでいるが、一部視認性が低いなど粗削りな部分もあり。
週刊ファミ通1684号より
パズル要素にほどよく頭を使わされながら、天空に浮かぶ塔を上っていくのは楽しく、幻想的な雰囲気や主人公の姫のかわいさも魅力的。難易度によっては制限時間が緊張感をもたらすけれど、アクションは難しくはなく、足場を踏み外してもすぐ近くから復帰できるので気軽に遊べます。メインの“ストーリー”とは趣の異なるモードもあるものの、全体のボリュームに対して価格は高めに感じるかな。
週刊ファミ通1684号より
プリンセスの容姿とアクションがチャーミングで、彼女を動かすこと自体に楽しみを見出せちゃう。ほどよいややこしさのからくり仕掛けと、見た目より守りの堅い敵とのバトルに、ストーリーの回収要素が絡み、挑戦意欲がかき立てられます。足場間の移動は、カメラの動きも相まって着地点を若干定めづらい印象でしたが、そこもまたチャレンジング。価格的には、もう少しボリュームが欲しかったところ。
週刊ファミ通1684号より
戦闘はほぼオマケで、メインは、立体的な地形そのものがギミックとなっているパズルの攻略ロジックを検証する過程自体はおもしろく、全エリアを踏破するには相応の洞察力が要求されます。物語の奥行きがないのにキャラのボイスつきセリフだけは多いものの、淡々としているゲーム展開のアクセントになっているとは言えません。落下地点によってはリスタート地点が大幅に戻されてしまうのも、地味にストレス。
週刊ファミ通1684号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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