MazM:ジキル博士とハイド氏(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
世界的名作をアドベンチャーに落とし込む試みに拍手。物語を読ませることを重視したからなのか、謎解きや選択肢、アクションは少なめ。ザッピングしながら進めるストーリーや、当時のロンドンの豆知識など、ゲームならではの要素もあるとは言え、若干物足りない感はある。1990年代のクラシカルなアドベンチャースタイルとライトな難度で、退廃的な空気漂う19世紀末のロンドンを満喫できます。
週刊ファミ通1635号より
有名な原作のストーリーに沿う内容のため、知っている人だと意外性が感じられないとは思うけど、原作を知らない人がゲームの形式で物語を知るのにはいいかと。それでもやっぱり、本作ならではのひと捻りなどがあるとよかったな。たまに挿入されるミニゲームは、やや強引に設けられたように思えるところがあって、少しミスマッチに感じる人もいそう。価格的にも、もう少し手に取りやすければ……。
週刊ファミ通1635号より
名作の世界をアドベンチャー形式で冒険するコンセプトがすばらしく、共感できます。物語をたどるだけでなく、当時の風俗など時代背景にも触れることができるのが興味深い。作品の落ち着いたトーンに対し、アクション性のあるミニゲームが異質で、ちぐはぐな感じがするのが惜しい。次回作では、入力に対するレスポンスの遅さや、誤操作を招きやすいメニューまわりが改善されたらうれしいです。
週刊ファミ通1635号より
原作小説に沿ったストーリーライン上に、お使いミッションやミニゲームが乗せられた構成。だいたいどんな話かをゲーム感覚で知りたい人にオススメです。ミニゲーム自体は簡単なうえに、何度もやり直しが利くぶん、チャレンジ精神を刺激されたり、場面の緊張感が高まることはありません。イケオジのCG回収がモチベーションになれば、住民への総当たり会話で達成できる実績全解除を目指してみては。
週刊ファミ通1635号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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