Orangeblood(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
キャラの動きや街のオブジェクトなどのドットの作り込み、随所に仕込まれた小ネタが、サイバーパンクな街のカオスな雰囲気を見事に表現。迷いやすい部分も含め魅力に。ハクスラ要素のある装備アイテムは探索を盛り上げる一方、種類が多すぎるので、UIでもう少し整理できればとも。連続攻撃や全体攻撃など、銃をぶっ放して戦う戦闘は爽快感自体は高いものの、BGMなどの演出が少し控えめかな。
週刊ファミ通1661号より
日本のマンガやRPGを意識した作風、キャラ、世界観が、いい味を出している。乱雑な街並などを緻密に描くドット絵のグラフィックもステキで、気分を盛り上げます。銃器を使った戦闘やハクスラ要素も魅力のうちなのだけれど、バトルに関する調整は大味な印象。フォントが読みづらいほか、英語表記の装備品などもわかりにくく、細部がもう少し洗練されていたらよかったのに……と思ってしまいます。
週刊ファミ通1661号より
興味深い設定と個性的なアートが、強い引力を発生しています。マップにしても会話にしても、ノリノリで独特の表現が炸裂。正直、わかりにくい面はあるものの、エキゾチックでノワールでカワイイ、唯一無二のムードを生み出しています。戦闘が単調になりやすく、レベル上げの作業も必要なため、退屈に感じる時間もありました。装備の名前から性能が想像しにくいため、自動装備コマンドがありがたかった。
週刊ファミ通1661号より
お使いミッションが続くメインストーリーは求心力が弱めですが、若気とパロディーに満ちた会話シーンは十分魅力的。視覚情報過多なフィールドをズンズン歩く感覚が気持ちよく、開発ツール由来と思われる階層移動時の若干の手間の多さも許容できます。戦闘はよくも悪くも緊張感に欠ける、雰囲気重視のバランス調整。ドロップや宝箱による報酬のランダム性で、どうにかモチベーションを保てます。
週刊ファミ通1661号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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