DiRT Rally 2.0(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
ナンバリングの新作ではなく、ラリーに特化したスピンオフ作品。クルマ、コースともに、グラフィックがゴージャス。走り続けるうちに、砂ぼこりなどで汚れていく表現もリアルで○。どちらかというとシミュレーター寄りなので、マシンの制御はやや難しめ。巻き戻し機能はないけれど、腕前に合わせてアシスト機能のオンオフが可能。『4』にあったような、懇切丁寧なチュートリアルがないのは残念です。
週刊ファミ通1587号より
シミュレーター寄りのリアルな操縦感は、コアなプレイヤーが満足できる仕上がりかと。反面、敷居は高めの印象で、敵のAIのレベルが低いうちからだいぶ歯応えがある。グラフィックは臨場感をしっかり味わえる、いいデキ。サウンドもリアリティーがあって、ラリークロスの迫力あるレースには興奮。往年の名車が収録されていて、各年代のマシンでレースに挑む“ヒストリック”モードもおもしろい。
週刊ファミ通1587号より
シリーズ経験者や熱心なラリーファンなら、難しさも含めて取り組み甲斐のあるデキで、再現度も満足。それだけに、もう少しライトな層とも興奮を分かち合えたらベターでした。たとえば、ペースノートに合わせた走りかたのレクチャーひとつあれば、すべてのイベントに応用が利き、だいぶとっつきやすいはず。収録車種やコースなど、少々物足りなくも思えますが、目先の変わったラリークロスは○。
週刊ファミ通1587号より
ナビゲーターのコース案内につねに耳を傾けながら走るうえ、路面や車の状態でハンドリングも変化するので、集中力が重要。コースは長めで、ライバル車とは基本的にタイムで競うストイックな作り。走りきったときの達成感と疲労感も含めて楽しめるかどうか。専門用語多めのコース案内は、ラリーになじみがないと最初は戸惑うが、体が覚えるので気にならない。難易度調整も可能で、敷居自体は低いです。
週刊ファミ通1587号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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