Trüberbrook(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
模型をスキャンして作られたビジュアルが非常にいい味。奇妙な住民たちとの交流や不思議な体験をしながら、村の秘密を解き明かす物語と相まって、ドラマ『ツイン・ピークス』のような魅力ある独特の雰囲気になっています。システムは古典的でシンプル。金属で電気を遮断するなど、荒唐無稽な解法もあり、わりと柔軟な発想が求められますね。移動が遅いので、ダッシュがデフォルトでいい気も。
週刊ファミ通1611号より
ミニチュアをもとにして作られたグラフィックがステキで、独特の空気感を醸し出している。何かしらのモーションを起こせる“ホットスポット”にカーソルを近づけると引き寄せられるうえ、ボタンひとつでそれらのポイントも表示でき、手詰まりになりにくい設計が親切。ただ、何をすればいいかわかりづらい場面では、各ポイントをしらみ潰しに調べることになりがち。物語の展開は好みが分かれそう。
週刊ファミ通1611号より
ジオラマっぽいグラフィックがいい味わい。その反面、登場人物はクセの強い人ばかりだし、アイテムも思わぬ使いかたをすることが多く、全体的に奇妙な雰囲気が漂っています。ゲーム中盤から、物語がかなり壮大になるのも予想外でした。ただ、日本語テキストの表記のブレが見られ、話が頭に入りづらい部分も。また、迷う場面もあったので、欲を言えばチュートリアルやヒント機能があるとよかったな。
週刊ファミ通1611号より
実際に作ったミニチュアをスキャンして背景に使うなど、凝ったビジュアル演出が目を見張る。いろいろなSFドラマに影響を受けて作られた世界観や物語展開は、SFミステリーが好きな人ならハマるはず。しかしヒントがなく、詰まると総当たりのしらみ潰しに。リアクションが丁寧に作られているのだが、同じところを何度か調べるたびに、長めの演出をくり返し見ることにもなり、多少の間延び感も。
週刊ファミ通1611号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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