RIOT - Civil Unrest(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
実在の経済危機をテーマに世界各地の暴動を描くという着眼点がユニーク。デモ隊と警官隊、それぞれの視点で遊べるのも○。ただ、発想を形にしただけで終わってしまった印象。これをベースにして、もっとゲームとして楽しめる内容に磨き上げてほしかった。また、チュートリアルがないので、最初に操作方法や、何を行うべきかの目的がわかりにくいのもマイナス。光るものはあるが、荒削りな印象。
週刊ファミ通1584号より
暴動をモチーフにしたストラテジーゲームというのは独自性があっていいし、デモ隊と警官隊のふたつの立場でプレイできるのも○。だが、指示した行動の手応えや、行われていることなどがわかりづらいのが難点。もっと、プレイヤーに伝わりやすい表示や演出などが必要だと思うし、しっかりとしたチュートリアルもあるとよかった。操作する集団を選択するときなど、UIの扱いづらさも気になる。
週刊ファミ通1584号より
たいへん興味深いテーマで、社会運動とその制圧とを、部隊の編成やコマンドなどにうまく落とし込んでいます。時代の潮流に身を投じて局地戦を積み重ねる、キャンペーン的なモードが取り組み甲斐アリ。ただ、ルールや操作方法など、すべてにおいてわかりにくいのが残念。どっちがデモ隊でどっちが警官隊か見分けづらいのは難ですが、ワラワラと入り乱れて戦うビジュアルは作品性にピッタリです。
週刊ファミ通1584号より
何かアクションを起こしたとき、起こされたときの結果を知る情報が少なく、優勢時・劣勢時を問わず、手ごたえはつねに弱め。人々のアニメーションやアグレッシブなBGMなど、パーツ単位で光る要素はあるものの、ユーザーインターフェースが全般的に軽視されているため、ゲーム体験を豊かにするものとして機能していません。よく言えば、“暴動の混乱ぶりを存分に体験”できているわけですが……。
週刊ファミ通1584号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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