完全爆弾解除マニュアル:Keep Talking and Nobody Explodes(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
爆弾処理に挑む者と、爆弾解除マニュアルを見ながら指示を出す者に分かれ、実際に会話をしながら遊ぶ、独特のシチュエーションが最大の特徴で、本作ならではのプレイ感覚が新鮮。会話での意思疎通に重点が置かれているので、その部分をいかに楽しめたかで、評価が分かれそう。役割の片方をコンピューターが担当してくれたり、現場での緊張がもっと伝わるような演出などがあれば、より楽しめたかも。
週刊ファミ通1581号より
“爆弾解除マニュアル”を用意するのにひと手間掛かるものの、アナログな遊びを混ぜた仕組みがアイデアもの。ひと昔前の映画やドラマで見られたような、時限爆弾を解除するシーンのごっこ遊びを楽しめるのがいい。解除のための“モジュール”は、毎回正解が変わるようになっているため、くり返し遊べるのもすばらしい。ふたり以上でのプレイでおもしろさが増すが、ひとりでも遊べないことはない。
週刊ファミ通1581号より
お互いの画面を見ずに作業分担するというルールが功を奏した作品。ソロでもできないことはないけど、断然マルチプレイですね。分析担当が見るマニュアルは、さながら問題集のようで、毎回変わるパズルの答えを複数の条件から導き出すのは本当に頭を使う。処理担当も、状況を言葉だけでわかりやすく伝える技術が求められる。最初は戸惑うことも多かったが、そのぶん成功時の達成感がたまらない。
週刊ファミ通1581号より
アナログとデジタルを上手に融合させた作品。本作の最大の魅力はプレイヤーどうしの会話にあり、いかに明確かつ迅速にコミュニケーションを取るかがキモとなる。遊ぶ相手によってゲームの進めかたさが大きく変わるのがおもしろさに。ただ、最終的には、爆弾解除マニュアルをどれだけ記憶しているかの勝負になりがち。謎解きのややこしさがストレスにつながる面も。そこも含めて楽しめるのならアリ。
週刊ファミ通1581号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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