Crystal Crisis(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
左右の枠をまたいだ移動システムが、落ちものパズルに新たな戦術をもたらしている。落ちてくるクリスタルを同じ色でまとめて、一気に消す爽快感が魅力だけど、複数の色をつぎつぎと消す連鎖は運要素が弱く、手順を予測して積み重ねることが必要。スキルの使い分けによる対戦相手との駆け引きなど、プレイヤーが同時に行うことが多く、キュートな見た目に反して難度はやや高めで、ガチな感じです。
週刊ファミ通1599号より
『鉄腕アトム』や『ブラックジャック』とのコラボが驚き。ほかのキャラは、コアゲーマーでもなければおなじみの顔ぶれとは言い難いものの、多彩な作品からのキャラが集っているのはにぎやか。心地よいサウンドも好印象。ベースのシステムは『スーパーパズルファイターⅡX』に似ているが、キャラごとの“バーストスキル”で、戦略に個性が生まれているのがいいね。ロード時間が若干長く感じるときがあるかな。
週刊ファミ通1599号より
独自のアイデアがいろいろ盛り込まれ、意外性のある落ちゲーに仕上がっています。連鎖だけでなく、いかにクリスタルをつなげるかも考える必要があり、戦術性が高い。各キャラのスキルは、プレイヤーのスタイルとの相性も重要で、使いやすいものを見つける楽しみも。キャラの交代で情勢を変えるタッグチームもいい趣向。競合作品も多いジャンルだけに、正直、手が出しにくい価格とも感じました。
週刊ファミ通1599号より
起爆用のクリスタルを軸とした連鎖消しにこだわらずとも、手数優先でゲージを溜め、“バーストスキル”の発動でそこそこ渡り合える点は、プレイヤーの間口を広げています。フィールドの横幅の狭さや、左右の端で落下クリスタルが分断される仕様には、ある程度の慣れが必要です。さまざまな作品のキャラが集う物語世界の魅力はもうひとつ。単体で見どころのある各種素材が雑多に寄せ集められた印象です。
週刊ファミ通1599号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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