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id [イド] - Rebirth Session -(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報

乱舞吉田
ファミ通公式PlayStation Vita
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6

“12名の男女による閉鎖空間ミステリー”という内容が興味をそそる。主人公視点によるアドベンチャーパートと、第三者視点のノベルモードを交互に読み進めていく流れが、本作ならではの特徴となっていていい。ただ、探偵モードは総当たりで解けるうえに、探偵である主人公がさらりと解説してしまう。それゆえ、プレイヤーが考えて推理するという、ミステリーの醍醐味を存分に味わえないのは惜しい。

週刊ファミ通1459号より

ジゴロ☆芦田
ファミ通公式PlayStation Vita
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6

閉ざされた無人島で起こる事件に立ち向かう、といった舞台設定は定番だが、興味をそそられる内容。とは言え、“探偵モード”での選択肢が総当たり式で、プレイヤーが謎を解き明かしていくタイプの作りではないため、必然性が薄いようにも感じる。途中、先が気になって楽しめる部分もあるが、話の進めかたにもう少し説得力が欲しいと感じたりもして、ストーリーに入り込むのはちょっと難しいかな。

週刊ファミ通1459号より

くしだナム子
ファミ通公式PlayStation Vita
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7

登場人物どうしの不信感が次第に大きくなり、ピリピリした空気が伝わってくるシナリオが、最後まで興味を持続。十数人もの主要人物は、シナリオ、ビジュアルともにきちんと書き分けられています。モノローグが続くシーンでは、文章量が多くて語り手が変わるうえに、物語がやや複雑なこともあって、混乱する場面も。捜査コマンドが、推理というより回り道をさせられている印象なのは惜しかった。

週刊ファミ通1459号より

戸塚伎一
ファミ通公式PlayStation Vita
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8

大小さまざまなツッコミどころはあるものの、いかにも推理探偵ものらしい、もったいぶったテキストの魅力によって、きなくさい状況下での群像劇の行方を楽しめます。周回プレイで新ルートが開放されていくシナリオ構成は、謎解きの局面が少なく、自力で解決したい派には物足りなさそう。タッチ操作に無理なく対応した操作系は良好ですが、セーブとロード時の待ち時間の長さが少し気になりました。

週刊ファミ通1459号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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6.7

2010年に発売されたPC版のリメイク作品。探偵業を営む長谷川士郎が、ある事件に巻き込まれていく。新規のヒロインを始め、シナリオやイベントCGなどが追加されている。

発売日
2016年11月24日
価格
5,980 円+税
ジャンル
アドベンチャー
メーカー
エンターグラム
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