本シリーズの醍醐味である、“人間と神との恋愛”という一風変わったシチュエーションは健在。恋愛ルートのほかに、神として背負っている運命を描いた“宿命ルート”もあるのが○。追加された攻略対象神の中に、中性的な神や、ゼウスによって作られた泥人形など、変化球的なキャラがいるのがユニーク。各章の終わりで、神話の知識を得られるクイズに挑戦できるのはいいが、やや唐突な印象も受ける。

週刊ファミ通1428号より

神秘的な世界観と、少し突飛な舞台設定の組み合わせはユニークで魅力的。通常の選択肢で“ブレイブポイント”を溜めることによって、重要な選択肢である“運命の糸”での選択の幅が広がる仕組みもいい。ただ、シナリオは1ルートが短めで、紆余曲折があまりなく、イマイチ盛り上がりに欠ける気も。つぎの選択肢へのジャンプや、クイズのスキップが可能だったりと、機能面は充実。快適にプレイできます。

週刊ファミ通1428号より

本作で攻略対象に昇格した4人のシナリオは、中盤からデートイベントなどが盛り込まれ、糖度は前作以上に高めの印象です。独立したお話ですが、やはりシリーズ経験者のほうが楽しめるかな。前作のメインキャラクターたちは、ふたり組となって物語が進むので、掛け合いがたっぷり聞けたり、取り合いされるおいしいシチュエーションも。本作でも引き続き、クイズや箱庭モードなどのおまけ要素が充実。

週刊ファミ通1428号より

CEROがBからDになったこともあり、甘さが格段にアップ。新たに4人のキャラが攻略対象となり、そのうえ、おなじみのキャラたちとの別の物語を堪能できるということもあって、お得感はかなりのもの。キャラどうしの掛け合いも多めでおもしろい。新規プレイヤーでも十分楽しめる作りですが、主人公が優等生タイプのうえに、キャラのアクが強く、好みは分かれそう。操作まわりはとても快適です。

週刊ファミ通1428号より