ウイニングポスト8 2015(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
前作同様に、競走馬の血統というディープな世界をじっくり楽しめる1本。競馬の知識があまりなくても、導きが懇切丁寧なので、興味があれば初心者でも楽しめる作りは○。本作で追加された“牝系マスター”と“家系マスター”には小目標が設定されており、より遊びやすくなった印象。ファン待望の、秘書との結婚や未来シナリオの搭載など、じっくり楽しめる要素が増えて、長く楽しめるのがうれしい。
週刊ファミ通1370号より
ベースは前作と同じだが、牝系マスターや家系マスターといった目標の追加で、血統をつなげていく醍醐味をより深く味わえる。牧場内に同じ施設を配置できるようになったほか、国内分場も可能で、調教や育成の自由度が高くなっているのもうれしい。牧場で、スタッフが表示されるなどの細かい改良点を始め、秘書との結婚や、前作でDLCだったコスチュームの収録など、競馬以外の部分の充実もいいね。
週刊ファミ通1370号より
家族とのエピソードや、牧場での馬と人との交流などが、季節ごとにほんの少し描かれることで、ドラマ性がグンと高まっているのには感心。競馬史に伝説を築く過程は、レースに歓喜する瞬間はあるものの、淡々と日常を重ねる印象でしたが、全編が彩りある人生に。エディットデータの引き継ぎ機能は絶対に便利。仮に、騎手の半数のデータを変更したとしても、それだけで約180人にのぼりますからね。
週刊ファミ通1370号より
経営、牝系の充実、子孫繁栄(?)など、自分がこだわりたい要素にすばやくフォーカスでき、かつ果てしなく掘り下げられるゲーム性は前作同様。やり込み派向けの各種データ枠が広がったことで、よりゆったり遊べるようになりました。新イベントのほか、新たな相手との恋愛や結婚話が自然に展開し、経験者も新鮮味のあるプレイを楽しめるでしょう。PS Vita版のショートカット機能は、やはり便利です。
週刊ファミ通1370号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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