●フッフッフッ……、私が戦場を支配する!
プレイステーション2で2001年に発売された『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』や、2003年に発売された『スーパーロボット大戦Scramble Commander』は、熱中してプレイした思い出深いゲーム。プレイヤーがパイロットとして機体を操縦するのではなく、指揮官などの第三者的な視点で、現場の兵士に指示を与えて敵を倒していくとった内容が、発売当時高校生だった私には新鮮で衝撃でした。今回紹介する『Anomaly Warzone Earth』も、2作品と同じリアルタイムストラテジーというジャンルのゲーム。日本語に対応していないということで食わず嫌いをしていましたが、プレイしたあと、激しく後悔しましたとも。だってこのゲーム、めちゃくちゃおもしろいんだもの!
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▲本作はタップとドラッグの操作でプレイ可能。タップで項目を決定などが行え、ドラッグでフィールドの表示場所の変更などができます。 |
本作は、フィールドに配置された敵と戦いながら、自動的に進行していくユニットの隊列を援護し、目的地を目指す内容です。ミッションに挑むと、まずはステージの全体を確認しつつ、進行するルートや出撃させるユニットを選ぶことに。ユニットには、耐久力に優れる戦車、高い攻撃力を誇る歩行兵器、特殊なバリアで一定量のダメージを防げるシールドというように、それぞれ特徴を持った複数の種類が存在します。ここで出撃させるユニットを購入し、ルートを選ぶとミッションがスタート。ユニットは設定したルートを進み続け、射程距離に入った敵を攻撃していきます。このときプレイヤーは、ユニットがやられないようにルートを変更したり、回復や防御アップ、デコイなどのサポートを使ったりして援護可能。サポートはフィールドに設置することで、効果範囲内の味方や敵に、一定時間だけ影響します。ただし、サポートは使用回数が設定されており、いつでも自由に使えるわけではありません。このゲームでは、サポートの使いどころを見極める力や、状況に応じてルートを選択する判断力が重要になります。
▲左側に表示されたアイコンをタップし、続けてフィールドをタップすると、その場所を中心にサポートが一定時間発動します。 |
▲サポートは敵を倒したり、特定の場所まで進んだりするとマップに出現。それをタップすると、使用回数が1増えます。 |
リアルタイムストラテジーをプレイしたことがない人からすると、本作は敷居が高いと思うかもしれません。私のように、日本語に対応していないのがネックになっている人もいるでしょう。ですが、それで遊ばないのは本当にもったいない! というのも、本作はサポートのアイコンやユニットのグラフィックが見た目である程度判別できるデザインになっており、たとえ英語が分からなくても大丈夫(私がそうでしたしね!)。むしろ、ときおり入る英語の通信が、戦争モノの作品にマッチしていてゲームを一層盛り上げてくれます! また、システムもこの手のジャンルにしては覚えることが比較的少なく、非常にとっつきやすいのも◎。難易度を3段階から選べる、ゲームオーバーになってもミッション中のチェックポイントからやり直せるといった救済要素も豊富で、初めてリアルタイムストラテジーを遊ぶ方にもガチでオススメできます! 難解なミッションをクリアーしたり、作戦がうまくいったりしたときに感じることができる、自分が神にでもなったかのような高揚感。あなたもぜひ体験してください!(ジャイアント黒田)
▲ミッションでは、さまざまな攻撃パターンを持った敵が立ち塞がります。これらの敵に対して、防御力アップで対抗するのか、それともデコイを使うのか……。対処法を考慮して、それがうまくいったときの喜びはひとしお! |
【Anomaly Warzone Earth】
メーカー:Chillingo Ltd
配信日:配信中
価格:350円[税込]
対応機種:iPhone/iPod touch、iPad