ゲームロフト、2011年上半期も右肩上がりに成長中

フランスに本社を置くゲームロフトが2011年上半期の財務報告を行った。

 フランスに本社を置くゲームロフトが、2011年上半期の財務報告を行った。連結売上は7680万ユーロで、対前年同期比15%増を達成。営業利益は790万ユーロで前年同期比68%増、ネットキャッシュは2610万ユーロを達成した。今回の成功は、AndroidやiPhoneをはじめとするスマートフォンやタブレット端末に、積極的にコンテンツを提供し続けたことが大きいとしている。

以下、リリースより転載

平成23年上半期のゲームロフト社の連結売上高は7,680万ユーロ、対前年同期比15%増を達成いたしました。当社の成長は第1四半期に著しく加速し、恒常為替レートベースで、17%の成長率に達しました。前年同期では10%でした。当社の事業は、新興国の勢いやスマートフォンおよびタブレット端末における大きな成功により、引き続き堅調に推移しています。

売上の堅調な伸びと、効果的なコスト管理により、ゲームロフト社の2011年上半期の営業利益は堅調に増加いたしました。平成23年上半期の売上総利益率は、前年同期が86%であったのに対し、88%となっています。当期営業利益は890万ユーロ、前年同期比53%増を達成いたしました。営業利益率は前年同期が8.8%であったのに対し、11.6%となっています。

ストックオプション費用は100万ユーロ。この費用は当社の株式および資金水準には影響を及ぼしていません。営業利益は790万ユーロとなり、前年同期比68%増となっています。
マイナス130万ユーロの受け取り利息は主にドル安による為替差損によるものです。上半期純利益は前年同期と同じ530万ユーロとなっており、純利益率は6.8%に達しました。

健全な財務状況

平成23年6月30日現在、ゲームロフト社の財務状態は非常に堅調。当社の株式は10%増で8,570万ユーロに達しました。自己金融能力は610万ユーロとなり、平成22年6月30日には現金資産が2610万ユーロとなりました。当社は、国際的な成長戦略に必要な財源を確保しています。

平成23年から平成24年の展望
- JAVAおよびBREW向けアプリ市場においては、特に競合社数が大きく減少していることを受け、シェアを拡大するものと考えられます。

- スマートフォン・タブレット端末の活発な市場は今後も当社の成長を支えるものと考えられます。スマートフォン・タブレット端末による売上は上半期の売上全体の30%を占め、前年同期比55%増となりました。

- ソーシャルネットワーク、インターネット接続TV、次世代のセットトップボックスなど、ゲームに適した新しい媒体の登場も、今後の当社の成長を後押しすると予測されます。

ゲームロフト社は、平成23年における売上の増加・利益性の向上の目標を達成できる体勢にあります。より長期的には、当社は、モバイルフォン、タブレット端末、ソーシャルネットワーク、インターネット接続TV、コンソールにおける、デジタル配信型ゲームの急速な成長の恩恵を受ける最良のポジションに位置していると言えます。

平成23年第3四半期の売上報告は、11月2日に発表いたします。