Xperia PLAY版『Minecraft』は、ドイツでも熱狂的な人気ぶり【gamescom 2011】

ソニー・エリクソンのXperia PLAYブースに、『Minecraft』が出展。ドイツでもすごい人気でした。

●何をやっていたのかはよくわかりませんが……

 現地時間の2011年8月17日〜8月21日まで、ドイツのケルンにて開催されている欧州最大規模のゲームイベント“gamescom 2011”。ソニー・コンピュータエンタテインメントブースの隣にあるソニー・エリクソンのXperia PLAYブースは、とあるタイトルがお目当てのゲームファンで連日賑わっていた。

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 Xperia PLAYブースの出展タイトルは、6月に開催されたE3 2011のときとほとんど同じ。そして、もっとも人気を集めたタイトルも、E3 2011のときと同じだった。随分ともったいぶった言い回しになってしまったが、つまり『Minecraft』のXperia PLAY版は、ここドイツでも熱狂的に迎えら入れられたという話である。

 その人気ぶりを実感したのは、同ブースで『Minecraft』のステージが行われたときのこと。gamescom会場内を歩いているとき、何やらとてつもない人だかりのブースがあり、フラっと立ち寄ったのがXperia PLAYブースだった。最後尾でやたらと興奮しているお兄さんに、これは何事だね、といった感じに尋ねてみたところ「『Minecraft』のなんかがあるみたいだぜ! ウォーーー!」とわかったようなわからない返答。そう話しているあいだにも、つぎからつぎへと熱狂したファンたちが「うおーい! ここだぜぇ!」みたいな感じで走ってくる。気がつくと記者は見上げるような身長のドイツ青年(しかも興奮気味)たちに囲まれていた。

 これだけの熱狂ぶりということはさぞかしビッグネームが、たとえば開発者のマーカス・パーソン氏あたりが登場して「ドイツ来ったっぜっ、ウェーイ!」とか言うのだろうと思っていたのだが、登場したのは著名な『Minecraft』プレイヤー? テスター? とかで、開発者ではない。会場スタッフに聞いても要領をつかめず、しかもステージはドイツ語で進行したので何をやっているのかはほとんどよくわからなかったのだったが、まあみんなよく興奮していた。記者は『Minecraft』の文化をほとんど知らないのだが、今回の出来事は対戦格闘ゲームに置き換えれば、非常にしっくり来ることだろう。つまり、『ストリートファイターIV』のイベントにウメハラ選手あたりが登場するイメージだ。そりゃもう熱狂するに違いない。そんなことを自分に言い聞かせて(言い訳とも言う)、何をやっているのかはわからないが、みんな興奮している『Minecraft』のステージから記者は去ったのである。

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