●仲間と協力してさまざまなミッションを遂行せよ!
男だったら、一度くらいはモデルガンやエアーガンなどに興味を持ったことがあるだろう。かくゆう私も、子供のころに見た『007』シリーズなどの映画に影響され、安いモデルガンを買って友だちとごっこ遊びに興じていた。大人になった今では短機関銃のMP5A5の電動エアーガンを購入し、ライター仲間とサバイバルゲーム(以下、サバゲー)を楽しんでいるが、遊ぶたびに全身筋肉痛になるのがネックで気軽に遊べないでいる。サバゲーに行けないときは、FPS(ファーストパーソン・シューティング)ゲームで気を紛らわせているのだが、今回紹介する『レインボーシックス:Shadow Vanguard』は、FPSのなかでも手軽にサバゲーのような実戦が楽しめるイチオシのタイトルだ。
▲画面左下のバーチャルスティックをドラッグすると移動でき、右下の銃弾のアイコンをタップすると射撃する。また、画面右上の武器アイコンを1回タップするとリロード、2回タップするとサイレンサーの取り付け、スライドすると装備する武器を変更できる。視点変更は、画面をドラッグすることで行える。 |
▲画面左下のアイコンをタップすることでしゃがんだり立ち上がったりできるほか、画面右下のアイコンでズームを切り替えられる。なお、かがんでからズームインすると、射撃精度を高めることが可能だ。 |
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▲画面下のダッシュアイコンをタップするとダッシュでき、ホールドするとダッシュしながらカバーに入れる場所で自動的にテイクカバーできる。テイクカバーはカバーアイコンをタップすることでも行え、もう一度カバーアイコンをタップするか、バーチャルスティックを後方にドラッグすると解除される。 |
本作は、人気FPS『レインボーシックス』シリーズの記念すべき1作目を、iPhone、iPod touchにリメイクしたもの。プレイヤーは特殊部隊の隊員となり、ふたりの仲間と協力しながらテロリストたちと戦っていく。ストーリーモードでは、人質となったベルギー大使の救出作戦や石油採掘プラットホームに設置された爆発物の解除など、11種類のミッションに挑戦可能。また、マルチプレイヤーモードも搭載しており、協力プレイでは最大3人、対戦プレイのデスマッチでは5種類のマップで最大10人同時にプレイできる。
▲弾数無制限のハンドガンのほかに、ライフルやショットガン、サブマシガンなどを使用可能。使える武器はミッションをクリアーすることで増えていく。 |
▲ミッションによっては、フィールドに設置された強力な武器を使って戦闘することもできる。 |
冒頭に“『レインボーシックス:Shadow Vanguard』は、FPSのなかでも手軽にサバゲーのような実戦が楽しめる”と書いたが、その理由は、本作がふたりの隊員に指示を出して、敵に見つからないようにミッションを遂行することに重点を置かれたゲームだから。リアルのサバゲーだと、一般的なFPSのように敵をバッタバッタと倒すことができないため、どうしても仲間との連携が不可欠になる。本作の主人公はほかのFPSと比べて非常に打たれ弱いので、ひとりで敵に突っ込もうものなら、現実と同じようにあっという間に蜂の巣にされてしまう。そこで仲間を先行させてオトリにし、スキだらけの敵を狙撃するなど、サバゲーのような戦略的な戦いかたが重要になるのだ。また、ドア越しに室内の動きを見ることができる“スネークカム”を使って敵の数を確認し、油断しているところを強襲する、戦略マップで地形を確認しておき、安全そうなルートを移動する……。涼しい自宅にいながらにして、汗を流さず、筋肉痛になるのを恐れずにサバゲーをプレイした感覚が味わえるのは最大の魅力! 主人公が打たれ弱いぶん、激しい銃撃戦をくり広げながら、弱い敵を倒しまくって“ヒーローになりたい!”って人には不向きだが、実戦のようなリアルなFPSがやりたい人や、敵に見つからないように潜入し、スマートに敵を排除していくのが好きな人にはピッタリだ。(ジャイアント黒田)
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▲緑色のアイコンをタップすると、そこに仲間を先行させることができる。これをうまく活用し、できるだけ自分が狙われないようにしながら戦うのがカギだ。 |
【レインボーシックス:Shadow Vanguard】
メーカー:ゲームロフト
配信日:配信中
価格:600円[税込]
対応機種:iPhone/iPod touch