トルコ取材
『アサシン クリード リベレーション』メディアツアー映像 前編
『アサシン クリード リベレーション』メディアツアー映像 後編
※インタビューの全文は、“開発者インタビュー”のコーナーに掲載しています。
第1回
第2回
第3回
トルコ・イスタンブールでプレスツアーが開催!!
 上の映像は、2011年秋にトルコ・イスタンブールで開催された『アサシン クリード リベレーション』(以下、『ACR』)プレスツアーの取材をまとめたものだ。このツアーでは、『ACR』の開発におけるキーパーソン(ディレクター、アートディレクター、プロデューサー、スクリプトライター)とともに、作品の舞台となったイスタンブール(コンスタンティノープル)の地を巡るという、『アサシン クリード』好きにはたまらない豪華な内容となっている。ツアーの実施を聞き付けたファミ通.com取材班は、ユービーアイソフトに頼み込んでなんとか参加にこぎつけることに成功!! ……というわけで、このコーナーでは『ACR』トルコ・イスタンブールツアーの模様を、取材の成果をまとめた前後編の映像とともにお届け! 『ACR』を、そしてゲームの舞台となったトルコ・イスタンブールについてより詳しく知りたいという方に、ぜひチェックしていただきたい。なお、次回の更新(2011年11月24日)では、映像の後編をアップ予定。こちらも『ACR』の魅力がギュッと詰まった内容なので、お楽しみに!
▲『ACR』のプレスツアーに世界中のメディアが集結。ファミ通.comも潜入してきた!
 今回は更新1回目ということで、まずは『アサシン クリード』シリーズについて簡単に説明しておこう。同シリーズは、中世に生きる暗殺者となって広大なオープンワールドを駆け巡り、敵を暗殺していくアクション・アドベンチャーゲーム。暗殺対象に接近するためのルートや暗殺したあとの逃走経路などをプレイヤーが自由に選べるのがポイント。必死に逃げる暗殺対象を追いかけたり、逆に敵の追っ手に追い回されたりと、オープンワールドで追いかけっこをするのが超アツいゲームだ(そのほかのゲームシステムの詳細は、当ページの“ゲーム概要”コーナーを参照のこと)。ほかにも特筆すべきポイントは多々あるが、最大の魅力はやはり何と言っても歴史の情趣溢れる世界(フィールド)に尽きる。本シリーズの開発スタッフは、膨大な歴史的資料のもと綿密なリサーチを行い、中世ヨーロッパの建物や文化、時代の空気感を感じさせるフィールドを構築。『アサシン クリード』シリーズはこれまでに、『Ⅰ』でマシャフ(イスラエル)、『Ⅱ』でイタリア・フィレンツェ、『ブラッドライン』でギリシャ・キプロス島、『ブラザーフッド』でイタリア・ローマをオープンワールドとして描いてきた。『アサシン クリード』シリーズのファンは、新作が出るたびに新たなフィールドでの旅を満喫してきたというわけだ。そしてシリーズ最新作『リベレーション』の舞台は、コンスタンティノープル――現在はトルコ共和国の都市イスタンブールの名で知られている場所だ。果たして、今回はどんな旅が楽しめるのだろうか。
▲『Ⅱ』と『ブラザーフッド』では、ルネッサンス期のイタリアが描かれた。今回の舞台は……トルコ!
イケメン暗殺者とコンスタンティンノーブル
 そういえば、2011年冬に『ACR』が発表され、その舞台がコンスタンティノープルだと聞いた記者は、正直「なぜエツィオがコンスタンティノープルに!?」とビックリした。『アサシン クリード』シリーズが誇る人気キャラクターのエツィオは、イタリア・フィレンツェに生まれたイケメン暗殺者。これまでスマートなイメージが強かったので、どこかエキゾチックな香りがするコンスタンティノープルの雰囲気となかなか結びつかなかったのだ。だからこそ、今回、トルコ・イスタンブールで開催されたメディアツアーに潜り込み、なぜこの地がゲームの舞台として選ばれたのか、そして新しい『アサシン クリード』でいったい何が表現されるのか、それを探っていきたいと思う。
▲本作のエツィオは齢50以上。老いた暗殺者はコンスタンティノープルを訪れる……。
 しかし、よく考えたら、記者はトルコに関する知識をまったくと言っていいほど持ち合わせていなかったりする。ましてや16世紀のコンスタンティノープルとなると、さっぱりで……。というわけで、日本を出発する前にトルコのガイドブックを読みあさり、ほかにも歴史本などで勉強しまくることに。……余談だが、今回たくさんの資料に目を通したが、その中でも『コンスタンティノープルの陥落』(新潮文庫刊・塩野七生著)が群を抜いておもしろかった! 難攻不落の砦コンスタンティノープルを巡り、オスマン帝国やビザンツ帝国、ヨーロッパの列強諸国が熾烈な駆け引きをくり広げる様子が鮮明に描かれており、当時のコンスタンティノープルの政治情勢や時代の雰囲気などが十分に伝わってくる一冊となっている。『ACR』でコンスタンティノープルに興味を持った方は、ぜひご覧あれ!
 ……で、話を戻すとしよう。いろいろな資料から得た知識によると、トルコはヨーロッパとアジアのあいだに位置し、さまざまな文化が共存し合う国だという。混血が激しく、黒髪のアジアっぽい人もいれば、金髪碧眼の欧米人っぽい人が入り交じっており、国民の90%以上がイスラム教の教徒。ただ、ほかのイスラム教国とは違って、イスラム教が国教と定められていないので、ほかの宗教に対してじつに寛容。比較的外国人が旅しやすい国のようだ。16世紀のコンスタンティノープルは、世界中のありとあらゆる人種が50万人(!)集まっていた“世界でもっとも国際的な場所”として知られていたという。これはツアー中に『ACR』の開発スタッフから聞いた話だが、「『ACR』の時代のコンスタンティノープルは、現在のニューヨークのような場所である」とのこと。コンスタンティノープルについて学ぶほど、その地の重要性が浮かび上がってくるのだ。無知な記者は、いままでぜんぜん知らなかったが、もしかしたら(!?)かなりスゴイ場所なのではないだろうか!? ファミ通.com取材班は、期待に胸膨らませてトルコ・イスタンブールへ! 次回から本格的なリポートをお届けするので、乞うご期待!!
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※画面は開発中のものです。
※本ソフトはCEROにより"18歳以上のみ対象"の指定を受けておりますが、掲載にあたっては、ファミ通.comの掲載基準に従い考慮しております。