ついに発売された『PS NOVA』。今回はその序盤のストーリーを、プレイインプレッション形式で紹介しよう。ゲームを開始すると、まずはキャラクタークリエイトを行うことに。種族に関しては、後々のクラスチェンジも考慮して、汎用性の高いヒューマンを選択。続いてクラスは、接近戦でガンガン戦いたいのでハンターを選び、全身のディテールを細かく調整していくことに。顔の輪郭や目の大きさ、鼻の高さなど、各部位はかなり細かく調整できるので、自分にそっくりなキャラを作ろう……と息巻いてみたものの、およそ主人公には見えないおっさんができ上がってしまったため、やむなく断念。せめてゲームの中だけでもイケメンでいたいので、ビジュアルを修正し、いよいよ惑星探索開始!
ハンターの初期装備は、攻撃速度の速いパルチザンと一撃の威力が高いソード。グランアーツには複数の敵をまとめて攻撃できるものが多く、豪快に立ち回ることが可能だ。ほかにも、変則的なアクションが楽しめるダブルセイバーや、格闘技好きにはたまらない(!?)ナックルなども装備できるが、個人的にはソードを使った立ち回りがオススメ! というのも、本作では連続攻撃をくり出すと、モーションの合間に赤いサークルが表示される。この瞬間に攻撃ボタンを押すことで、より強力な“ジャストアタック”が発動するのだが、ソードは一撃ごとの間隔が大きいので、サークルが出た瞬間にボタンを押しやすい、というメリットがあるのだ。
こうして仲間も増え、順調にクエストをこなしていくと、ついにギガンテス“アグリオス”とのバトルがスタート。ただし、この時点ではギガンテスに対抗するための手段がないので、制限時間が過ぎるまで、ひたすら砲撃をかいくぐり、逃げに徹することに。この後、拠点で“ヘイロウ”を開発・装備することで、ようやくまともに戦えるようになるのだが、弱点部分の周辺に足場を発生させ、集中攻撃を仕掛ければ、比較的スムーズに撃破することができた。
ストーリーが進むと、仲間から“プロミスオーダー”が受注可能になる。これは「素材○○の回収」や「ランクA以上でクエストをクリアー」など、クエスト攻略中に特定の条件を満たすことで、特別な報酬が支給されるシステムのことで、武器ショップや食堂といった各施設も、プロミスオーダーをこなすことで開設される仕組みになっている。
武器ショップでは、集めた素材に応じてさまざまな武器を作成することが可能だが、多彩な追加効果を付与する“アタッチパーツ”の開発・取り付けができるのも、熱中度の高いドハマリ要素のひとつ。パーツは、どこにでも自由に取り付けられるだけでなく、取り付け時の角度や、サイズの拡縮も自由に行えるようになっている。武器の見た目はフィールドでも反映されるので、自分でカスタマイズした武器を背負ってクエストに出撃すれば、テンションも高まること間違いなしだ。
また、クラスカウンターを開設すると、クラスの変更が可能になるので、レンジャーとフォースにも挑戦してみることに。どちらもハンターとはひと味違う操作感覚が楽しめるのだが、とくにレンジャーは銃を乱射するスタイルが爽快で、一気にその魅力にハマってしまった。ツインマシンガン装備時は、『男たちの挽歌』、『マトリックス』さながらの華麗なガンアクションもくり出せるので、これらの映画が好きな人には、ぜひ一度プレイしていただきたい!
↑→?エネミーを撃破して素材を入手。?クラスカウンターでは、グランアーツの習得やスキルのセットもできる。?各武器は、開発に用いる素材によって性能が大きく違ってくる。?プロミスオーダーをこなせば、キャラクターとの親密度もアップする。?コールドスリープから解凍できるキャラクターの性能は、ゲームの進行度によって上昇していく。
アグリオスの迎撃に成功すると、コールドスリープルームが利用可能になり、カリスト、ヨミ、ヒュペリオン、オルクスといった4人のキャラクターが解凍される。彼らに話しかけることで新たなクエストが発生し、ストーリーが進展していくのだが、ここではまず、グランエナジーを5000G貯めて、ラボで“パイル”を開発することを最優先しよう。というのも、パイルの入手と同時に、新クラスの“バスター”が解禁されるのだが、このバスターがとにかく使いやすいので、早めに選択可能にしておけば、クエスト攻略も一気に楽になる……というわけだ。
ちなみに、バスター専用の武器であるパイルは、対象にエネルギーの杭を打ち込むことができ、その杭に追加攻撃を仕掛けることで、より大きなダメージを与えることができるのだが、ギガンテスだけでなく通常のエネミーにも使用可能となっている。杭が刺さった状態ならチェイン増加数が通常よりもアップするので、短時間で効率よく、敵の集団を殲滅することができるのだ。ちなみに記者の場合は、遠距離からパイルを連射して杭を打ち込み、後は近接攻撃系の味方にとどめを刺してもらうという戦法を多用しているのだが、安全かつ迅速にエネミーを撃退できるので、かなりオススメ!
なお、このあたりのクエストから、アルキュオネやエウリュードといった新たなギガンテスも出現するようになるので、力不足を感じるようなら、ほかのクエストでレベルを上げ、武器や防具を強化してから再挑戦しよう。ワンポイントアドバイスとしては、アルキュオネの火柱を発生させる攻撃は、リングフィールド上ではかわしにくいため、4回連続で発動するまでは回避に専念したほうが無難。エウリュードは、コンテナの武器発射口が弱点になっているので、付近に足場を作って攻撃すれば、ダウンを奪えるだけでなく、武器の破壊も同時に行えるので一石二鳥だ。
今回紹介した範囲は『PS NOVA』というタイトルの、ほんの序盤にすぎない。ストーリーが進むに連れ、戦いは過酷さを増していくが、それと同時に拠点やキャラクターのカスタマイズ要素もますます充実していくので、自分なりのプレイスタイルを見つけて、壮絶なサバイバル体験を思う存分に満喫してほしい。