ファミ通編集部のアドベンチャーゲーム好きが集まって作られた、ファミ通ミステリー研究会、通称“ファミ通ミス研”。前回は、ソニー・コンピュータエンタテインメントが開催した“『TRICK×LOGIC(トリックロジック)』推理力検定 ナゾトキ模擬試験”を受験した模様をお届けした。……しかし、3人いるファミ通ミス研のうち、紅一点のロマンシング★嵯峨は、別件の用事があって不参加。……不参加? 休めば模擬試験を受けなくていいと誰が言ったのか。そう。というわけで、模擬試験に参加できなかったロマンシング★嵯峨に、同条件で追試を受けてもらう! なお、条件は90分以内に事件ファイルNo.1を解いてもらうというもの。さて、無事に解けるか!?
←真剣な表情で試験を受けるロマンシング★嵯峨。日本最高学府出身という経歴にふさわしく、頭脳がフル回転!?
→アカシャを読み始めると同時に早速メモを開始。書き取りながら読むと、犯人がわかりやすいのかも?
3人の結果をひと目見ていただければわかるとおり、かろうじて偏差値が1違う部分があるだけで、それ以外はまったくいっしょという、なんともメディア映えしない結果。とは言え、3人とも解決できたことを喜ぶべきか……??
上記の模擬試験では、試験の15分ごとに(最初だけ30分)、その時点で気になっているキーワードをメモしていた。時間経過とともに、注目しているポイントがわかるのだが、ここでは事件ファイルNo.1『盗まれたフィギュア』で、ファミ通ミス研のメンバーが気になったというキーワードをすべて公開。3人とも解決しただけに、このキーワードに着目すれば、事件の真相がわかってくるかも? って、嵯峨さん……。気になるキーワード“服”って何!?
  各時間で気になったキーワード
名前 30分 45分 60分 75分 90分
世界三大三代川 採光用の開口部 注文してから最低でも十日はかかる やはり犯人は扉から入って盗んで行った 南京錠を開いた金具の片方に引っ掛けたまま 解決済み
キモ次郎 フィギュアを隠したり格子戸まで投げ上げるなどといったことは不可能 海外へもよく行ってるみたいだし 犯人が近くに隠した 他にはどこにも出入り口はないようです 解決済み
ロマンシング★嵯峨 南京錠はフィンランド製の頑丈なもの 南京錠を開いた金具の片方に引っ掛けたまま 例会の時に盗むことなんて絶対できへん 解決済み

メッセージ……。何か少しでも参考になることを書こうかと思ったのですが、よくよく考えたら、我々ファミ通ミス研もミステリ作家の方々にやられっぱなしなのだから、まったくもってお役に立てない! ……ならば、我々が引っ掛かったことについてお話しようと思います。

その1 “動機に縛られるな”

ミステリ小説とはいえ、やはり物語を重視して読んでしまいます。しかし……、閻魔大王のヤマが本作のルールについて言及する際、“動機の強い弱いは重要ではない”と言っています。あえて、これを言うだけのことはあるんですね……。「物語の流れで考えると、どう考えても犯人はこの人!」と思っちゃうあなた。まずは思い込みを捨て、その人を推理対象から外してみるのも、真相への第一歩かもしれませんよ。

その2 “検証大事”

ファミ通ミス研の世界三大三代川とロマンシング★嵯峨は、まったくもって検証をせずに、先にヒントを見て真相へとたどり着いたわけですが、自信がなくともまずは調書を検証してみることをオススメします。というのも、間違っている部分については芳川樹や天野つかさたちが反証をしてくれるので、そこにヒントが含まれている場合があります。さらには、現在の推理が正しいかどうかも得点で教えてくれるので、いまの推理の方向性が正しいかどうかがわかりますよ。

その3 “どうしてもわからなかったら、時間を置く”

本格ミステリ作家が本気で書いたミステリですから、そう簡単に解けるわけはありません。同じ部分を何度読んだって、見事な推理が浮かばないと解けないわけです。そんなときは、いったんゲームから離れて時間を置きましょう。移動中やご飯を食べているとき、もしくは寝る直前などに、思いもよらなかったヒントが浮かんで、スルッと解ける可能性がありますよ。浮かんだ推理が間違っている場合も往々にしてありますが……。

それでは、皆さんがんばってください! 僕らもがんばります!

©Sony Computer Entertainment Inc. ※画面は開発中のものです。