マップによってバランスに偏りが生じるが、ヒーローごとの相性もしっかりしており、チームゲームとしての戦略性が感じられる。対戦のルールしかない点に不安は感じたが、操作感が非常によく、FPSとしての完成度は高い。1試合の時間もあまり長くないので、気づけばくり返しプレイしてしまう魅力がある。今後のオンライン上での運営が良好なら、確実に名作に挙げられる作品になるかと思います。
週刊ファミ通1436号より
個性豊かなキャラが魅力的で、それぞれ異なる能力を活かして戦うゲーム性がおもしろい。各キャラのロールを意識した戦術とチームプレイが重要となるため、FPSがあまり得意ではないプレイヤーでも、能力の活用や立ち回りかたによってチームの勝利に貢献できるところが○。操作感も気持ちよく、とっつきやすい。キャンペーンモードなど、シングルでも楽しめるモードがあれば、よりうれしかった。
週刊ファミ通1436号より
誰でも臆せずに参加しやすい! まず、結果発表で恥ずかしい成績がさらされません。つぎに、“回復役に徹する”など、サポートとしての立ち位置が用意され、それなりに活躍できて感謝もされる。そして、遊んだ限りではマッチングも公平に感じられました。勝利にはチーム編成も重要と思われ、プレイヤー全員が理解していないと偏りがち。編成の基本を学べるチュートリアルがあれば、なおよかったです。
週刊ファミ通1436号より
キャラの個性づけや、相手との有利不利が明確なのが、対戦の楽しさと戦略の幅を広げている。トレーサーの“瞬間移動”、ゲンジやハンゾーの“壁登り”など、移動手段もユニーク。登場キャラが21人もいるのに、攻撃手段がかぶっていない点はすごい。反面、オープニングの煽りで期待が膨らんだものの、アツいストーリーモードがないというのは残念。“ペイロードシステム”の説明がない点も気になった。
週刊ファミ通1436号より
良かった点
個性的なキャラ・デザイン、キャラのバックストーリー、
スキンや勝利時のポーズが豊富で愛着がわく。
丁寧なローカライズ。
回復やバフ・デバフ能力を持つキャラも多く、キルする以外にも勝利に貢献できる。
オブジェクトルールのため、角待ちみたいな戦法があまり意味なくて良い。
K/Dが表示されず、負けても経験値が加算されるため、そこまで苦痛ではない。
試合後に好プレー・ハイライトシーンがリプレイされる「Play of the game」や、その後のMVP表彰など、K/Dにこだわらない仕組みが豊富。
悪かった点
シングルキャンペーンが無い!
最初はキャラの数が多く、それぞれの使い方を理解するまでに時間を要する。
キャラごとにスキルが異なり、使い方を覚えるまでが大変。
1試合が10〜15分とちょっと長め。
途中抜けプレイヤーがたまにいる。
レベル分け?マッチングにムラがあって、一人上手い人がいたりしてワンサイドになりがち。
オブジェクトルール=ルールを理解していないと勝てないため、ルールを知らない味方が仲間にいると辛い(特にペイロード)。
フルパッケージはちょっと高い印象。
専門用語が多くてちょっとわかりづらいことが多いかな。。オーバーウォッチの攻略wikiには結構お世話になってますw
総評
最初から21キャラが使える、ってのはちょっとどうかなーと。
最初は4とか6ぐらいのキャラから始まって、プレイヤーレベルの上昇にともなってアンロックされるとか、何かしら配慮があっても良かったのではないでしょうか。
新規IPにも関わらず、発売から1ヶ月もしないうちに世界のプレイヤーがすでに700とか800万人!?と多いこともあり、大会も盛り上がりそう。e-Sportsブームに乗っかってもっと盛り上がるといいなぁ、なんて思います(俯瞰して他人のプレイを観戦できるモードとかほしいかも。)