自分の力で未開の地を切り開く感覚が、非常に強く味わえるゲーム。気がつけば、家を建てたり敵を倒したりと、この世界にどっぷりハマっている。画面分割ができるし、フレンドどうしでのオンラインプレイも可能。複数人でプレイするとおもしろさが倍増するので、ぜひお試しあれ!
週刊ファミ通1278号より
チュートリアルがあるとはいえ、序盤は何をしていいのかわかりにくく、敷居が高い。ある程度やり込むと、未開地の探索や、家を建築するといったおもしろさが味わえる。さまざまな要素が隠されていて奥深さは感じるが、プレイヤーの創造性によって楽しみが変わってくるゲーム。
週刊ファミ通1278号より
ドット絵による3D空間が独自の世界観を構築していて、何とも不思議な感覚でおもしろい。自由度が高すぎるので、何をすればいいか悩むが、チュートリアルは親切なので、最低限習得すべきことは自然に学べていい。アイテム作成や家を建てるのが楽しく、時間を忘れて遊んでしまう。
週刊ファミ通1278号より
道具や建物など、さまざまな物を作ったり、それらの素材を集めたりするのが楽しく、没頭してしまう。物作りに専念できるモードがあるのもいい。チュートリアルで多彩な要素を解説してくれるので、とっつきやすくなっているのが○。画面分割でマルチプレイができるのもうれしい。
週刊ファミ通1278号より
シナリオもない、ハイエンドなグラフィックもない、開発費も掛かってない。
アクションはわずか移動とジャンプと殴りだけ、PC版ではレベルがあるけどXBOX版ではレベルすらない。(2012/7月 現在)
ただ森や洞窟や砂があって、夜(暗いところ)に敵が出るというだけなのに、じわじわプレイが止まらない恐ろしいゲーム。
莫大な予算を掛けた高品質なAAAタイトルか、
安く作って金を産むソーシャルゲームしかないような時代に、
ここまでシンプルで面白いゲームが出てきたのが奇跡のようです。
ただ材料があるだけの世界なのです。
ゲームらしいゲーム性といえば、
夜になるとモンスターが涌いて襲ってくることと、
合成でいろんなアイテムを生み出せることくらい。
ゲームが始まると、プレイヤーは、自動生成された世界の中にポツンと放り出されます。
土、砂、泥、木、淡水、海水、マグマ、草原、森、沼、山岳・・いろんな地形と素材があって、
海に囲まれた島々が現れることもあれば、
(プレイヤーのホームポイントが海だと、スタート直後にいきなり溺れますw)
緑豊かなステージでプレイヤーは葉の中に埋もれたような状態で始まることもあります。
(最初にカメラを回して、見える範囲で「木」と「土」と「岩」が存在してるかどうか確認するのをおすすめします。
3つが近くにないとちょっと苦労するからです)
スタートする時刻は昼。
頭上には白く光る四角い太陽があって、すでに正午。
のんびりしている暇はありません。
夜になるとモンスターが湧いて攻撃してきます。
とりあえず最初の夜で死なないように、家と松明を作らないといけないのですが、
この「最初の家」でいきなり創造力を試されます。
「どんな家を作ってもいい」のです。
緑の上にデカイ秘密基地を作ってもいいし、
山を崩して要塞のような家を作ってもいい、
ピラミッドでネルフごっこでもいい。(笑)
自分の場合、ゲームの中まで“庶民”なので、
いつも天井の高さが3マスの、6畳ほどの部屋を作ってしまいます。
一戸建てですらない、
東京なら家賃7万の賃貸アパートの部屋のようなものを。(笑)
ちょっと欲が出てきて
「リビングを一面ガラス張りにしよう!」
「こっちはお風呂!」とか言いながら部屋を増やしたりしますが、
それがせいぜいの贅沢って感じです。
海外のマインクラフターの動画で、
豪華な城やログハウスっぽいものを見て愕然とします。
(庭でバーベキューやプールできるのがデフォルト、みたいなやつw)
まさかゲームで人生の豊かさとか
生活環境の経験値の違いを考えるとは思わなかった。(笑)
※参考
ファミ通、マインクラフトインプレッション
「まず拠点となる自宅を作り上げる」
http://www.famitsu.com/news/201205/15014562.html
とりあえず簡単な家と松明で最初の夜をやり過ごしたら、
翌日からは、
家を改修したり増やしたり、畑を耕したり、パンを作ったり、
豚を焼いたり、乗ったり、犬を飼ったり、
モンスターに怯えつつ洞窟を探検したり、新しい素材を持ち帰ったり・・。
思いつくままになんでもできます。
ある日、木を採りに行こうと家を出て、ふと自宅を振り返ったら、
壁の色を白くしたらカッコイイのではないかと思いついてしまい、
斧を放り出してひたすら壁を白くするリフォームに没頭してリアル週末が消える。
・・・そういうゲームです。
逆に思いつかない人や、思いつきたくない気分の時には向かないです。
「何かに没頭したい、自由に、じっくり、ちまちま」そういう気分の時にはオススメです。
ゲーム中には風なんか吹いてないし、
キャラクターは無表情カクカク人間ですが、
庭仕事の最中にふと見上げる空に風を感じます。
暗い洞窟から青空の下に出てきた時に、ものすごい開放感を感じたりします。
「原始的な、人間であることの喜び」がこのゲームのテーマなんじゃないかと深読みしたりできるほど、このゲームは奥が深いです。