7月29日に発売された『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- 2nd』。今回の特集では、「遊んでみたいけどどんなゲーム?」と中身を知りたい人、「前作『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ-』は持っているけど、『2nd』ではどこが変わったの?」と気になっている人のために、その魅力に迫っていくぞ。第1回となる今回は、5つの“公式”を通して、『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- 2nd』を解き明かしていこう。
 初音ミクの多彩な楽曲でリズムゲームが楽しめるのが魅力の『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- 2nd』。本作には新規楽曲30曲を、いずれも完全新作PVで収録している。さらに、前作からも厳選した16曲を収録。もう前作を遊び尽くしたよ、という人もご心配なく。再録曲はすべてゲーム譜面を一新しているので、気持ちを新たに楽しむことができるぞ! チュートリアルやエディットモード専用曲も用意されており、総収録楽曲数は56曲! さらにエディットモードでは、手持ちのmp3データをBGMに設定することが可能できるので、事実上『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- 2nd』で楽しめる楽曲パターンは無限にあるのだ。なお、前作で制作したエディットデータはもちろんコンバート可能で、そのまま遊ぶことができる。
▲doriko制作のダブルミリオン(※ニコニコ動画での再生数)曲『ロミオとシンデレラ』。ガラスのマイクスタンドに注目。
▲作詞・kuma(alfred)、作編曲・iroha(sasaki)による鏡音リンの代表的曲のひとつ『炉心融解』がついに収録される!
▲『初音ミクの激唱』。前作で好評だった『初音ミクの消失』に連なる楽曲で、超高速のクライマックスは圧巻!
▲minato(流星P)が手がけたミクルカ曲の名作、『magnet』がデュエットで楽しめる!
▲『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- 2nd』のために制作されたミクリンのポップナンバー『カラフル×メロディ』!
▲ryoが手がけた“別れ”がテーマの冬の歌『初めての恋が終わる時』。可憐なミクの瞳に吸い込まれそうだ。
 『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- 2nd』では、各キャラクターのモジュールを変更することで、自分の好きな姿で歌わせることができる。前作収録分に加え、さらに50種類以上を新規追加しているぞ。もちろんすべてのモジュールがすべての楽曲に対応しているうえ、デュエットでの2キャラクター表示も可能。それぞれのキャラクターの衣装を個別に設定できるため、組み合わせの可能性は無数にある。『2nd』ではフリープレイのメニュー内でモジュールコンバートが可能で、より気軽に切り替えられるようになっているのだ。
▲楽曲やイラストなどを投稿するコンテンツ投稿サイト“ピアプロ”で行われたコスチュームデザイン案コンテスト。そこから生まれた“ヴィンテージドレス”……にネギ!
▲デュエットではそれぞれの衣装をカスタマイズできる。違う衣装を着せてさまざまなバリエーションを楽しむことも可能だ。
▲『2nd』になって、フリープレイの階層の中で各キャラのモジュール変更ができるよう改善された。
▲ピアプロコスチュームデザイン案コンテストからの“みくずきん”。頭の狼がワンポイント。
▲ピアプロコスチュームデザイン案コンテストからの“ジャー★ジ”。あったかそうだけどへそ出しだ。
▲ルカの和風衣装“巡音ルカ 華”。このデザインを元にミクの“初音ミク 蝶”も生まれた。
▲“リアクター”はリンの凛とした、かっこいい雰囲気を引き立たせてくれる。
 本作のリズムゲームは、画面内に飛んでくる“メロディアイコン”のマークが重なったときにボタンを押すというシンプルなシステム。難度の低い楽曲のイージー、ノーマル曲では押すボタンも少ないので、すぐになれることができるはず。どうしても難しくてクリアーできないときは、さまざまな救済をしてくれる“ヘルプアイテム”もある。『2nd』では新たに、“同時押し”と“長押し”を実装! 同時押しは、“○”なら“右”、“△”なら“上”と、対応するボタンを同時に入力。長押しはメロディアイコンの始点から終点までを押し続けるというものとなっている。入力パターンに変化が加わることで、ゲーム性がよりバリエーション豊かになっているぞ。なかでもミクたちが高らかに長く歌い上げたり、叫んだりするパートでの長押しでのシンクロ感は、ほかにはない気持ちよさが味わえる。
▲始点のメロディアイコンで押し始め、終点に合わせて押し込んだボタンをタイミングよく離す“長押し”。
▲難易度は“Easy”、“Normal”、“Hard”に加え、最高難度の“Extreme”が登場。楽曲の難しさを表す☆の数もより細やかに分類されるように。
▲クリアーやコンボを助けてくれるヘルプアイテムがショップで購入できる。SAFEを数回FINEにカウントしてくれるなど、さまざまな効果がある。
▲矢印に“W”の文字が表示された“同時押し”ではボタンをいっしょに押す。長押しや同時押しは、コンボを失敗してしまう原因になりやすい。
▲チャンスタイムにコンボをつなげば、つなげた分だけボーナスが入り高得点のチャンスとなる。
▲右下にあるのがアイテムの使用回数を示す目盛り。その楽曲が終われば使い切りとなるので、使いどころを見極めよう。
 『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- 2nd』では、モジュールやアイテムをショップで購入する。買い物には、リズムゲームをクリアするともらえる“DIVAポイント”(以下、DP)が必要。難度の高い設定で好成績を上げるほど、もらえるDPは多くなるので、腕の見せどころだ。モジュール(衣装)やDIVAルーム(※後述)のアイテムは、リズムゲームで特定の条件を満たすとショップのリストに登場し、購入できるようになる。なお、ヘルプアイテムは一回使いきりとなっている。
▲各曲のリズムゲームを完走すると、難易度と成績に応じたDPが支給される。
▲DPが貯まったら、ショップに入ってみよう。
▲条件を満たせばモジュールがリストに。購入してモジュール変更すると……。
 『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ-』では、エディットモードで好きな楽曲を使い、リズムゲームやPVを制作することができる。『2nd』では制作ツールとしてのビジュアル面が大幅パワーアップ! 各小節ごとの映像イメージを確認しながら作業でき、“いつでもプレビュー”で自分が作ったパートが確認できる。ターゲット配置なども絵を見ながらの作業が可能だ。もちろん、『2nd』ならではの演出の数々にエディットモードも対応! 2キャラクターでのエディットでは、モジュールや立ち位置、動きかたなどを細かく設定できるほか、“長押し”、“同時押し”などの新要素の導入、エフェクトや歌詞入力の採用など、「これでもか!」というほど進化した内容になっている。作ったエディットデータは、アドホックモードで友だちと交換することもできるぞ。
▲使用できるモーションパターンはほぼ倍増! 手に持つ小物なども増えているので、いろいろと悩みそうだ。
▲ステージ上の立ち位置や移動パターンも自在にエディット! デュエットではそれぞれ別に指定できる。
▲もちろん長押しや同時押しといった、新たなメロディアイコンも入力できる。
▲選択するだけで、炎や桜吹雪などの新たな演出が手軽に追加できる。どんな場面で使うか、いまから考えておこう。
▲入力は各小節ごとに行なう。エディット内容はプレビュー画面ですぐに確認できるなど、全体的に視覚化されわかりやすい。
▲カメラ目線など、視線の置きかたも指定できる。流し目や伏し目がちな下目線なども思いのままだ。
▲カメラの動きも引き、ズームから横移動まで詳細に設定することが可能となっている。
▲ターゲット配置も、実際の画面を確認しながら行える。よりイメージに近い譜面作りが直感的にできる。
▲定番のステージから、“丘の上の曲がり角”など、前作では使えなかった背景にいたるまで、選べる背景も多種多様!
 前作からおなじみの“ミクルーム”が、“DIVAルーム”にパワーアップ! 各ルームにはショップなどで手に入れたアイテムを自由に配置可能で、レイアウトによって自分だけのDIVAルームを演出できる。ゲームを進めて条件を満たすことで、各キャラクターのDIVAルームが増えていくぞ。ゲームに登場するDIVAたちは、それぞれの部屋で楽譜をチェックしたり、歌ったりしながら生活中。プレイヤーはいつでもその姿を垣間見ることができるのだ。さらに、DIVAルームにはほかのキャラクターが訪ねてくることもある。ミクとルカがお茶を楽しんだりといったイベントが発生するのも、楽しみのひとつだ。気に入ったシーンは、スクリーンショット機能で撮影できちゃうぞ。また、ゲーム内の音楽や好きなmp3を選んで再生できる“ミュージックボックス”や、目覚ましとして利用できる“ウェイクアップタイマー”などの実用機能を駆使すれば、いつもミクたちがいる生活を楽しめる。
▲DIVAルームを飾るアイテムは、各アイテムの入手条件を満たした後、ショップでDPを消費するなどして入手できる。
▲部屋全体のイメージは、ルームテーマで一括して指定・変更する。ルームテーマに合わせたアイテムを部屋に配置しよう。
▲DIVAルームを訪れると、キャラクターたちは思い思いに各部屋で過ごしている。DIVAルームでDPが入手できることもあるかも?
▲アイテムは、ポスターなら壁面といった具合に、指定されたエリアの中から自由に場所を選んで配置できる。
▲桜をイメージした室内コーディネートに、部屋にいるミクもご機嫌?
▲状況に応じて、ふたりがいっしょにいるイベントを含む、さまざまなイベントが発生するぞ。
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