ユービーアイソフトが贈る新機軸の暗殺アクション、それがこの『アサシン クリード』だ。第三次十字軍遠征が行われた12世紀の中東を舞台に、要人暗殺を命じられたアサシン教団の青年アルタイルの活躍を描く本作は、群集や周囲の状況に溶け込んで敵の目を欺く”ソーシャルステルスシステム”を導入。これを活用して白昼堂々ターゲットに近づき、事を荒立てずに任務を遂行するというコンセプトが、大きな話題を呼んでいる。ここではそんな本作の魅力に迫っていくぞ。
アルタイルの暗殺ミッションを追うこの連載もいよいよ2回目。今回は暗殺を決行して逃走するシーンを中心に、ミッションが完了するまでを公開する。その後の大導師との会話にも注目だ。
ちなみに、動画中の音声には日本語以外の言語が含まれているが、これは当時この地域にさまざまな人種が混在していたことを再現するために採用されたもの。この演出が中東を舞台にした本作を、より魅力的にしているのだ。
暗殺のターゲットは、アッカの街を支配するモンフェラート。アルタイルは街でこの男の情報を集め、いよいよ暗殺を決行するために動き出す……。城に忍び込み、衛兵を殺しつつ、モンフェラートに近づくアルタイル。そして、ついにモンフェラートが演説している姿をその眼下に捉える。ここからがアルタイルの真骨頂。隙を見逃さずに上空から襲いかかり、一瞬でモンフェラートを始末する! 仕事を終えたら速やかに現場から逃走し、支部まで無事に戻ったらミッションクリアーだ。
支部長への報告を終え、アサシン教団の本拠地マシャフへと戻ったアルタイル。そこで大導師にモンフェラート暗殺の報告をし、今後のことについて話し合うのだが、なにやら話が噛み合わない。アルタイルは暗殺任務について、なにか疑問を持ち始めたようだが……。胸にもやもやした想いを秘めつつも、新たな暗殺任務へと向かうアルタイル。この血塗られた道の先に待っているのは輝く栄光か、それとも……。
次回はモンフェラート暗殺を終え、新たなる任務に向かったアルタイルの行動を追う。つぎのターゲットが待つその街で、アルタイルが見たものとは――。
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