女子聖徒(ヒロイン)とのあいだに子ども(星の子)を作るには、“キズナイベント”で絆を深めなくてはならない。キズナイベントは、ヒロインと会うことで発生。何度も同じヒロインに会ってくり返しコミュニケーションを取れば、彼女たちのことをより深く知ることができるのだ。ヒロインとの絆を深めれば、彼女たちの隠された過去や秘密が明らかになるかも!?
↑キズナイベントによって、そのヒロインの主人公に対する好感度がアップ! さらに、愛交ノ儀を行うために必要な“キズナポイント”(KP)も獲得できるぞ。
↓キズナイベントで絆を深めれば、より優秀な星の子を誕生させられるのだ。
↑ヒロインは7人。1週間のうちにヒロインと会える回数には限りあるので、誰と絆を深めるかが悩みどころだ!
 主人公が初めて出会うことになる女子聖徒のフウコは、性別に関係なく友だち感覚で接してくれる元気で明るい女の子。困っている人を放っておけない性格が災いしてか、とある幽霊を成仏させるために自分の身体を幽霊へ貸すことになる。
↑とまどいと恥じらいを覚えつつの愛交ノ儀。より強い星の子を生み出すために、フウコも少しずつ積極的に!?
←↓魔物と違って幽霊が苦手なフウコ。プールで出会った幽霊の“幽霊ちゃん”は、恋愛経験がないために成仏できないらしく、フウコの身体を貸りて主人公と付き合うことに!?
 主人公より学年がひとつ下のエリィ。とても明るいムードメーカーで、主人公を慕うしっかり者。ネメシスイーターとしての活動以外でも何らかの秘密任務をこなしているという。その秘密は誰にも明かせないようだが……。
←人と触れ合うことが苦手なエリィ。愛交ノ儀にも苦手意識を持っているようだ。
←↑砂浜の貝で指を深く傷つけたはずなのに、すぐに完治。この異常な回復力は、隠している任務に関係があるのだろうか?
 主人公と同学年のナリカは、恥ずかしがり屋だが芯のしっかりしたやさしい子。とあるお守りのネックレスを手に入れてから、人が変わったかのように堂々とした態度を見せる……。ネックレスに何か秘密がある!?
←ナリカは極度の上がり症。愛交ノ儀でも緊張しているようだが、心を開き受け入れてくれるのか!?
↑→学年を代表して主張するという場に圧倒されてしまうナリカだったが、戦略討論会でのライバルに対して内に秘めた闘志と決意を見せる。
 選抜聖徒でありながら教師も兼任するクロエ。異才の持ち主にも関わらず、やさしく親しみやすい性格で学園内のアイドル的人気を誇る。慰問歌唱科のステージに出演したことで、ファンたちが加熱してしまい……。
←教師という立場だが、聖徒との愛交ノ儀は初体験。いつもと違い、主人公にリードをお願いする。
←↑慰問歌唱科のステージに代理ボーカルとして立つクロエ。しかし、聖徒たちのクロエ熱から逃れるかのように、隠れて行動するハメに……。
 学園に転入してきた後輩のトーリ。生まれてから、エンゼルマーカーの研究所で研究素材として生きてきたため、自分を拘束するものが嫌いだという。自由を求める彼女は、いつもフラフラとどこかに行ってしまう。
←愛交ノ儀に対してまったく羞恥心や嫌悪感がないトーリ。ためらわず主人公に身を任せる。
↑→主人公を喜ばせようと危険な場所へ赴くトーリ。その素直さが危うさでもある。
 主人公の先輩にあたるセリナ。努力でSランクになったものの、幼い見た目に対するコンプレックスを持っている。とある魔術書に書かれていた“大人になる魔法”で、理想の身体を手に入れるが……。
←出会いの印象の悪さのせいで、愛交ノ儀に対してもいい印象を持っていないようだ。
←↑実家で喫茶店を営む姉の手伝いをしているセリナ。その姉の存在がコンプレックスを刺激するようだ。
 各地のマズルネスト制圧で大きな戦果を残してきた、優秀な女子聖徒。故郷に仲間を残して学園に戻ってきた彼女は、とても仲間思いで故郷を愛している。その故郷を救った主人公に対し大きな恩義を感じている彼女は……。
←主人公への恩返しの気持ちで、愛交ノ儀に関しても全力で取り組むフィーネ。
↑→光画科の部室を掃除するフィーネ。剣の使いかたは得意でも、ハタキの使いかたは苦手なようだ。
 前回公開した『ダンガンロンパ』とのコラボレーションダウンロードコンテンツに関する新情報が到着! モノクマが登場する“モノクマの進撃”が、2013年8月29日に無料で配信されることが明らかになったのだ。
←↓魔王を超えた純粋悪である学園長に挑むことができるクエスト“モノクマの進撃”。
特殊職業“マーセナリー”になるための消費アイテムが手に入るクエスト。
特殊職業“マジカルウィッチ”になるための消費アイテムが手に入るクエスト。
特殊職業“ダークナイト”になるための消費アイテムが手に入るクエスト。
ニンテンドー3DS版では、ヒロインとの絆を深められる“キズナイベント”や愛交ノ儀、バトルなどを楽しむことが可能。
体験版第2弾となる“Vita序盤まるごと版”。1章をまるごと体験することが可能。セーブデータは製品版に引き継げるぞ。
 『コンセプションII 七星の導きとマズルの悪夢』の楽曲を手掛けるコンポーザーの甲田雅人氏と、テーマソングを歌う女性ふたり組ユニット、ファンタスマゴリックさんに、楽曲制作秘話などを聞いた。
 カプコンにて『ダンジョンズ&ドラゴンズ シャドー オーバー ミスタラ』や、『ヴァンパイアセイヴァー』などの楽曲に携わる。2003年に同社を退社し、『モンスターハンター』シリーズ、『ワイルドアームズ』シリーズなどを手掛ける。現在はゲームサウンドを制作する“デザインウェーブ”に所属。
 元宝塚歌劇団のRiRiKAと、元子役で女優のMARiEによるふたり組みユニット。RiRiKAが作曲とつっこみを担当し、MARiEが作詞とボケを担当。ライブの構成から演出、振り付けまで、すべてを自分たちで創り上げる。ひとつのジャンルにこだわらず、変幻自在にカタチを変え、観客たちを驚かせる。

――まず、『コンセプションII 七星の導きとマズルの悪夢』の楽曲のコンセプトについて教えてください。

甲田雅人氏(以下、甲田) ゲームの舞台が異世界ということで、生楽器の音とデジタルの音を組み合わせるなど、楽器の構成を少し変えて非日常的な雰囲気を表現しています。

――齊藤祐一郎プロデューサーから、何か要望はありましたか?

甲田 “スタイリッシュな楽曲”という要望がありました。ほかにも、前作と同様にロック調の要素を取り入れたいということもあり、僕からいろいろなアイデアを出しつつ、現在の方向性になりました。

――楽曲制作の手法について、前作との違いはありましたか?

甲田 基本的な部分は変わりませんが、今回はボーカル入りの曲を多く取り入れました。ふだんはメロディーから作り始めるのですが、歌物に関しては先にバックトラック、つまりカラオケを作り込んだうえで歌のメロディーを考える、という流れで作ったものもあります。

――なるほど。今回ファンタスマゴリックさんが、オープニング・エンディングテーマを始めとしたいくつかの楽曲を担当されていますが、起用にいたった経緯を教えてください。

RiRiKA 2012年10月に行ったワンマンライブに、知人の友人として齊藤さんがいらっしゃったんです。初めてお会いしたのですが、意気投合して「何かお互いにおもしろいことができるといいですね」というお話で盛り上がったのがきっかけです。後日正式にオファーをいただきまして、口約束のままで終わらさないきちんとした方なんだと思いました(笑)。

一同 (爆笑)。

――(笑)。正式にオファーがきたときのお気持ちは?

RiRiKA&MARiE うれしかったです!(ふたり声をそろえて)

MARiE まだ駆け出しで、誰にも知られていない私たちを起用してくださるとは、なんて勇気のある会社なんだ、って(笑)。

RiRiKA でも、本当にうれしかったです。

甲田 お返事をいただいた直後におふたりと初めて会いましたが、初対面にも関わらず音楽のお話をいっぱいしました。

MARiE そうなんです! 小さな居酒屋の個室でしたよね。

甲田 そうそう。しかも、齊藤さんに紹介していただいたのですが、齊藤さんは紹介だけしてすぐに帰っちゃうという(笑)。

RiRiKA いきなり3人だけになっちゃいまして。

MARiE でもこの席で、音楽の話をじっくり語り合うことができました。

甲田 じつは今回のオープニング曲は、この居酒屋会談のときに方向性が決まったんです。その場で取っていたメモに従って曲を作ることができましたから。

――最初の出会いの機会でサウンドへの共通認識が生まれたのですね。楽曲の制作作業はどのように行われたのでしょうか?

甲田 制作自体は私ひとりですべて行いました。

――先に音楽があって、それに併せて歌詞を考えていったということですか?

MARiE そうですね。まず、スタジオでメロディーを初めて聴いたときに、メロディーにふさわしい言葉をその場でつけて、“仮歌”として収録したんです。

甲田 その場で作ったと言いつつも、じつはこの“仮歌”のときに入れた歌詞が、いまのオープニング曲のベースになっているんです。

MARiE 最初は、オープニング曲がふたパターンあったんですよね。

RiRiKA いまとなっては懐かしいよね! 仮歌を両パターン収録して、齊藤さんに聴いていただいたんですけど、より世界観にふさわしい曲ということで“スタイリッシュ”な方に決まりました。

――選ばれなかったほうの曲も、すごく気になります。今回MARiEさんは、いくつかの楽曲で作詞を担当されていますが、オープニング曲とエンディング曲はどのようなイメージで歌詞を綴られたのでしょうか?

MARiE オープニング曲は、“『コンセプションII』(ゲーム)の世界に自分が存在している”ことを意識して、ヒロインのひとりになった気持ちで書きました。ゲームでは7人のヒロインに対して、マレビトである男の子(主人公)はたったひとり。彼に選ばれなくちゃいけないという状況で、“誰よりもいちばんに見てほしい”、“自分を選んでほしい”という女の子の複雑な心境を歌詞にぶつけました。前作をプレイさせていただいたので、“自分がヒロインのひとりだったら、こんなことを思うのかな?”と、想像を巡らせましたね。『II』では、ヒロインもダンジョン(マズルサークル)に入ることができると聞いていたので、“自分も戦いに同行しながら、マレビトが戦う背中を見つめている”というシーンなどを妄想しながら書きました。

――エンディング曲はいかがでしょう?

MARiE テーマはズバリ“純愛”です。ゲームのエンディングということで、最後にヒロインのひとりとマレビトが結ばれたと仮定して、その気持ちを女の子の視点で綴りました。ひと言でいうと“全部オッケー! ハッピーエンド!”ですね。

――本作の楽曲制作で苦労されたところや、印象に残っていることはありますか?

甲田 苦労した部分はとくになかったですね。おもしろかったのは、戦闘時の曲。齊藤さんからボーカルを入れたいという要望がありまして、ファンタスマゴリックさんといっしょに作りました。英語のセリフを語る部分には、もともとメロディーがついていたのですが、レコーディングの際に急遽、「ここはセリフにしちゃえ!」と変更しました。

RiRiKA しかもセリフが英語でね。

MARiE 英語がまったくできないのにね、私たちは(笑)。でも、すごくかっこいい曲に仕上がりました。

――続いて、RiRiKAさんにおうかがいします。オープニング曲とエンディング曲を歌ううえで、意識されたことはありますか?

RiRiKA どちらもとても難しい曲なんですよ。とくにオープニング曲は、テンポが早く、難解なメロディーが跳躍する“甲田節”炸裂の曲なんです! その難しさにとらわれずに、いかに疾走感を表現するかを意識して歌いました。ここは、皆さんがカラオケで歌っていただくときにも気をつけてほしいポイントですよ。難しさも楽しめるくらいの気持ちで! まだ、カラオケには入っていませんけど(笑)。

――何度も練習して、楽しみながら歌えるようにしないとですね。

RiRiKA そうです! もともと、難度の高い曲を歌うのは好きなのですが、それでもかなり練習して挑みましたから。レコーディングのときに練習する時間がなかったら、かなりヤバかったかも? といまでも思うほどです。

――エンディング曲はいかがでしたか?

RiRiKA “歌詞の世界を噛みしめつつ、気持ちを込める”。このひと言ですね。この曲はコーラスのアレンジがとてもすばらしいんです。

甲田 コーラス部分はとても苦労しました。

RiRiKA でも、歌っていて本当に楽しかった!

MARiE 重厚なコーラスの中にゴスペル的な掛け合いが入って、荘厳なアレンジなんです。

RiRiKA 数人で歌っているように聞こえますが、実際は私の声をいくつも重ねているんです。メインメロディーだけではなく、裏にある別のメロディーラインで重なる英語の歌声も含めて、すべて私の声なんです。違う歌詞を歌っているのにひとつの音に聞こえるところが、とても素敵なんですよ。

甲田 ふだんは、このようなメインメロディーを支える裏の音を、ストリングス(弦楽器)に任せることが多いのですが、今回は始めから音の構成をピアノとボーカルだけと決めていたので、声で盛り上げる手法にしました。

――オープニング曲、エンディング曲以外で、ぜひ聞いてほしいという楽曲はありますか?

RiRiKA “愛交ノ儀”のシーンのイントロ部分ですね。甲田さんのイメージに合う“愛交ノ儀”にふさわしい声を出すのに苦労しました。

MARiE 「もっと猫っぽく!」と、甲田さんが歌ってお手本を見せてくれたこともありましたね(笑)。

RiRiKA 一生懸命歌いました。アダルトなムードを意識した英語の歌詞も聞きどころですので、ぜひ聴いてみてください!

――では、いちばん印象に残っている曲も、やっぱり……?

RiRiKA もう、絶対“愛交ノ儀”!

甲田 僕もやっぱり“愛交ノ儀”かな。

一同 (爆笑)。

甲田 この曲は、ほかにもエピソードがあるんですよ。夜遅くまでレコーディングが続いていて、もう時間がないという状況なのにまだ歌詞が決まっていなかったんです。「どうしよう?」と、その場で考えることになりまして……。

RiRiKA スタジオにいたみんなで、歌詞に使えそうなアダルトな言葉を探したんです(笑)。

MARiE このおかげで、全員の携帯の予測変換結果がたいへんなことになったという伝説を残しました(笑)。

甲田 なにせ“愛交ノ儀”ですから……(笑)。

MARiE もしかして、ここがレコーディングでいちばん時間がかかった部分じゃない?(笑)

RiRiKA ゲームを遊ばれる方がいちばん楽しみにしているシーンでもありますからね! がんばりました! 

――最後に読者へメッセージをお願いします。

MARiE ファミ通.comをご覧の皆様こんにちは。

RiRiKA 『コンセプションII』はすごくおもしろいんです。音楽はもちろん、ストーリーもとても素敵ですし、キャラクターもかわいい。こんなすばらしいゲームは、いまだかつて見たことがない!

MARiE 本当です! 楽しめる要素がたくさん詰まっているので、飽き症の人も絶対飽きないと言えますよ!

RiRiKA というわけで、全国の飽き症の皆様……違いますね(笑)。すべてのゲームファンの皆様、ぜひお手にとって楽しんでみてください。

甲田 自分でも納得のいく、好きな楽曲に仕上がりました。今回は、ボーカル曲もたくさん収録していますから、プレイしながらゲーム中のシーンといっしょに楽しんいただけるとうれしいです。とくに、バトルシーンは盛り上がりますよ。そして、予約特典にはファンタスマゴリックさんが歌う楽曲が収録されたサントラCDが付いています。ぜひ、予約して『コンセプションII』のサウンドをCDでも楽しんでみてください!

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