一瞬も目が離せない白熱の攻防が続出!

 任天堂より発売中のWii U用ソフト『Splatoon(スプラトゥーン)』。同作の全国大会である“第2回Splatoon甲子園 2017”の予選大会が、全国で開催されている。今回の地区予選は全国8都市で開催されており、勝ち抜いた地区代表チームは2017年2月11日、12日に“闘会議2017”で開催される全国大会への出場権を獲得できるというものだ。

【インタビュー追加】逆転劇が連発! 『Splatoon(スプラトゥーン)』全国大会“第2回Splatoon甲子園 2017”中国地区大会リポート_02
【インタビュー追加】逆転劇が連発! 『Splatoon(スプラトゥーン)』全国大会“第2回Splatoon甲子園 2017”中国地区大会リポート_01

 そして本日2016年11月23日、広島・イオンモール広島祇園にて6回目の予選大会、中国地区大会が開催。中国地区から集まった腕自慢のチームによって、数々の熱戦がくり広げられた。なお本大会は4人1チームでチャレンジするトーナメント戦で、対戦モードはナワバリバトル。今大会から、前回では固定だったギアが自由に選択可能(ギアパワーは初期状態)となる。

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 並み居るチームを勝ち抜いて準決勝に進出したのは、“ギリギリ選手団”、“am.2”、“米林火山”、“Super SquidS”の4チーム。2本先取の3セットマッチで、中国地区代表チームの座をかけた熱戦がくり広げられた。

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 準決勝第1試合は、いずれも攻撃の強い“ギリギリ選手団”vs“am.2”による対決。最初の使用ステージは水辺のリゾート地であるマヒマヒリゾート&スパとなった。このステージでは1分30秒を過ぎると水位が下がり塗る面積が広がるため、ここをどう塗っていくかが勝負の分かれ目となる。序盤はお互い牽制しながら様子見していた両チームだが、徐々に“am.2”の優勢に。一方の“ギリギリ選手団”は残り1分のところで少しずつ押し上げ、残り10秒で一気に攻勢! 中央を“ギリギリ選手団”が取ったかと思われたが、結果はわずかに届かず、“am.2”が勝利を収めた。続く2セット目のステージはハコフグ倉庫。序盤から“am.2”が攻め込み、中央を完全に制圧。“ギリギリ選手団”も奮闘し、残り10秒のところで一進一退の大接戦をくり広げたものの、“am.2”が僅差で勝利。激戦の2セットをストレートで取り、“am.2”の決勝進出が決まった。

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 準決勝第2試合は“米林火山”vs“Super SquidS”による対決。1セット目のステージは、この日13回目の登場となったデカライン高架下だ。立ち上がりは前線から一気に押し込む“Super SquidS”のスタイルが色濃く表れたものの、残り1分のところで“米林火山”が一気に攻勢。残り30秒を残しついに“米林火山”が中央を制圧するなど、最後の一瞬まで互角の戦いが続き、結果、逆転した“米林火山”が1セット目を勝ち取った。2セット目のステージは両チームともこの日初めて挑むアンチョビットゲームズ。冒頭から互いに相手陣地に攻め入る攻撃的な展開がくり広げられ、試合模様はさながらノーガード殴り合いのプロレス状態。互いにつねに誰かひとりが落ちているというアグレッシブな試合展開のなか、“Super SquidS”が1セットを取り返す形となった。

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▲“米林火山”チーム
▲“Super SquidS”チーム
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 そして最終戦、雌雄が決する3セット目のステージはヒラメが丘団地。両チームとも一気に中央を取りにいくが、序盤は“米林火山”が優勢。高台からスピナーで牽制するも、“Super SquidS”も負けじと応戦する。一瞬で状況が変わる目まぐるしい試合展開のなか、中央を抑え続けた“米林火山”が接戦をモノにし、48.8%で勝利。2セット先取で決勝への切符を手にした。

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 いよいよ迎えた決勝は、とくに攻撃に特化した“am.2”vs変幻自在に戦いかたを変える総合力を持つ“米林火山”の対決に。

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 決勝戦はナイターで行われ、最初のステージは“am.2”のリーダーが狙っていたハコフグ倉庫を自引き。序盤から入り乱れる乱戦模様となったが、“am.2”が中央を抑え始める。ところが残り1分を切ったところで“米林火山”が一気に押し始め、4人が協力して中央を塗り替える展開に。ここから一気に形勢は逆転し、一進一退の攻防が続いたものの、“米林火山”が見事逆転し、1セットを先取した。
 2セット目のステージはアンチョビットゲームズ。実力が拮抗している両チームだけに、ひとり落とされてもほかの仲間がサポートしてやり返す連携プレイを見せ、制限時間を折り返ししても五分五分の展開に。そこから“am.2”がやや押し返し中央を抑えるものの、残り1分で“米林火山”が相手を2枚落とし、攻めのターンに突入。そのまま押し切る形で見事な逆転劇を見せた“米林火山”が2セット目を勝ち取り、中国地区大会の優勝に輝いた。

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 優勝を果たし、中国地区代表チームとなった“米林火山”のリーダーは、授賞式で「このチームのリーダーをやれてよかったと思ってます。全国でも勝つのでよろしくお願いします!」と熱弁。この日のために練習を重ねてきたチームメイトと、優勝の喜びを分かち合った。

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▲準優勝した“am.2”チーム
▲優勝した“米林火山”チーム
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▲優勝チームには、賞品として地区代表ユニフォームが贈られた。会場は広島ということもあり、あのチームを連想するデザイン(笑)。
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 これにより6地区の代表チームが決まり、残る予選大会は12月3日の九州地区大会、12月17日~18日のジャンプフェスタ選抜、そして2017年1月21日~22日の関東地区大会。果たしてどんなチームが決勝大会へコマを進めるのか、引き続き注目しよう!

※画像は配信をキャプチャーしたものです。


【20:30ごろ追記】
 優勝チーム“米林火山”のインタビューを追加しました。

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――優勝おめでとうございます! まずはおひとりずつ、自己紹介と使っていた武器を教えてください。
はなこふ リーダーのはなこふです。ダイナモローラーを使っていました。
わやさま わさやまです。チャージャーとハイカス(ハイドラントカスタム)を使っていました。
こめだわら こめだわらです。ラピッドブラスターとスプラシューターコラボとリールガンDとリールガンチェリーを使っていました(笑)。
りんごあめ りんごあめです。スプラスピナーコラボを駆使して戦いました!

――どういうつながりのチームなんですか?
りんごあめ 僕が募集をかけてTwitterで。
はなこふ まず3人が集まって、もとからいたメンバーがいろいろな事情があって抜けちゃったので、わさやまさんがそこに入りました。

――どんな練習をしていたのですか?
はなこふ 5日に4日くらいは練習をしていましたね。ふつう、『Splatoon(スプラトゥーン)』の練習をするときって、ここに敵がいる、あっちから敵が来る…とか報告をし合うんですよ。でも僕らは本番で声が通るかわからなかったので、あらかじめ“ここは絶対抑える”、“ここで死んだらこの人がカバーに行く”というのを詰めて詰めて、いい形にできたのでうまく行ったんだと思います。

――腕前だけじゃなくて、戦略もかなりやりこんでいたんですね。
はなこふ そうですね。ヒラメが丘団地とかはもう、おととい武器が決まったくらいで(笑)。

――そんななか、こめだわらさんはたくさんの武器を使い分けていましたが、どの武器も自信があったからこその戦略だったのですか?
こめだわら いちおう全部S+99になってるんですけど、とくに自信のある、ステージに合っている武器を選んで戦いました。

――今後全国に行くわけですが、いままでの地区代表チームで「強いな」、「ライバルになりそうだな」というチームはありますか?
りんごあめ 近畿ですかね、やっぱり。
わさやま ……え、(ライバル)いる?(笑)でも自分はチャージャーなので、最終的にカバーしかできないんですよ。前線で戦ってもらっている人のカバーをするだけなので、ただ動いている敵を倒すだけです。ほかはお任せって感じです。

――最後にリーダーから意気込みをお願いします!
はなこふ 全国にも“米林火山”が最強だということを知らしめてやりたいと思います!

――ありがとうございました!