全国への道は白熱

 任天堂より、発売中のWii U用ソフト『Splatoon(スプラトゥーン)』。同作の全国大会である“第2回Splatoon甲子園 2017”の予選大会が、ただいま開催中だ。“第2回Splatoon甲子園 2017”は4人1チームで参加し、全国8都市で開催される地区大会を勝ち抜くと、2017年2月11日、12日に“闘会議2017”で開催される全国大会への出場権を獲得できる。今大会から、前回では固定だったギアが自由に選択可能(※ギアパワーは初期状態)となり、ステージやブキのバリエーションも増加しているなど、戦いはさらに白熱している。

 ここでは、2016年11月20日に香川県・イオンモール高松で行われた、四国地区大会の模様をお届けしよう。

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 さて、激戦を制して準決勝まで勝ち抜いたのは、“キミと、テントとうどんと”、“ネオンモンスター”、“正直そば派”と“香川Kids”の4チーム。地区大会のレギュレーション通り、準決勝より3セット2本先取。ステージ選択は、ステージ名が記載された裏返のボードを、試合前に各チームのリーダーが任意に選ぶというスタイルになる。

 準決勝1試合目は“キミと、テントとうどんと”対“ネオンモンスター”。最初に選ばれたステージは“ハコフグ倉庫”。最初は“キミと、テントとうどんと”が攻めつつも、“ネオンモンスター”がダイナモローラーなどで巻き返し、一進一退の攻防の末に“ネオンモンスター”が勝利。続く2セット目の舞台となったのは“ヒラメが丘団地”。ここで“ネオンモンスター”がダイナモローラー2台で臨んで優勢に試合を進めつつも、最後の最後に“キミと、テントとうどんと”が屋上を取り返し、3%差というギリギリで勝利することに。1対1という緊迫する状態の中で、選ばれた最後のステージは“ショッツル鉱山”。広いステージで両軍相乱れて陣地を獲得し合うが、最終的にはロングブラスターを的確に決めた“ネオンモンスター”が勝ち、最終的に2対1で勝利を収めた。

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 準決勝第2試合は“正直そば派”と“香川Kids”。“香川Kids”は3回戦で前回優勝した“いっけね~ 四国四国!を破っており、準々決勝も圧倒的な実力で勝ち上がるなど、“本命”と目してもさしつかねない勢いを持ったチーム。“正直そば派”も正直苦戦するかと思われたが、そこが甲子園の魔力なのか、2対0のストレートで“正直そば派”が制することに! 1本目の舞台となった“ヒラメが丘団地”では、“正直そば派”のダイナモローラーが暴れまわりつつ、ロングブラスターが前線を抑えることに成功。最後は2落ちして巻き返されるも、ギリギリの戦いを制して先勝。続く2本目の“デカライン高架下”では、序盤は“香川Kids”がガンガン攻めるも、最後の勝負どころで痛恨の3枚落ち。一気にまくられて“正直そば派”に勝ちを与えることになった。「“正直そば派”ってこんなに攻めるチームでしたっけ?」との、解説役のファミ通・世界三大三代川の質問に対しては、「相手が強いことはわかっていたので、防御するよりは攻めたほうがいいと思った」とのリーダーのコメント。まさに“攻撃は最大の防御”というべきであろう。まあ、それも確かな実力があってこそなのでしょうが。

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 というわけで、決勝は“ネオンモンスター”対“正直そば派”に。決勝戦のみナイターステージというシチュエーションの中行われた1本目の舞台は“デカライン高架下”。“正直そば派”は準決勝で戦ったばかりということもあり、慣れているのでは……と思われたが、終盤で3落ちし、“ネオンモンスター”に押し切られてしまう。続く2本目のステージは“ヒラメが丘団地”で、準決勝~決勝と3回連続しての登場に。“ネオンモンスター”は準決勝と同じくダイナモローラー2台という布陣で臨むことに。準決勝では1本落としたものの、決勝では見事に押し切り、結果2対0で“ネオンモンスター”の優勝となった。

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 優勝した“ネオンモンスター”には、優勝賞品として、“第2回Splatoon甲子園 2017”への出場権を獲得。合わせて、地区代表ユニフォームなどが贈呈された。

 なお、次回の地区予選大会は、11月23日に“中国地区大会 in イオンモール広島祇園”が開催される。残念ながら同大会への募集は締め切られているものの、当日の模様はニコニコ生放送にて配信予定なので、ぜひともチェックされたし。

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※画像は配信をキャプチャーしたものです。


四国地区大会の優勝チーム“ネオンモンスター”に聞く

 というわけで、興奮覚めやらぬ大会直後の会場で、優勝した“ネオンモンスター”の、TKMさん、クーラさん、二宮さん、リバッシュさんの4名にお話をうかがった。

[2016年11月20日午後9時10分]インタビューを追記させていただきました。

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▲左からTKMさん(メインブキはスプラッシュダークコラボ)、クーラさん(メインブキはダイナモローラー)二宮さん(メインブキはバレルスピナー)、リバッシュさん(メインブキはロングブラスターカスタム)。※写真は堀内剛。

――今日はとても激戦続きだったと思うのですが、いちばん辛かった試合は?

TKM 準決勝ですね。

――準決勝は、“キミと、テントとうどんと”に1本取られましたよね。

TKM 2本目、3本目が相当僅差だったので、辛かったです。

――“ヒラメが丘団地”でダイナモ2枚というのは、相当珍しい構成だと思うのですが、あれはみんなで相談して決めたのですか?

TKM つねにセンサーを回せるというのと、スプリンクラーが高いところに置けるので、スプリンクラーが2枚あることも利点だと思います。壁を使って“ヒラメが丘団地”を制圧しやすいので、それで押したあとは上がってこさせないといったやりかたが強い。それで、2枚でいきました。

――制圧したままずっと上を押さえるという戦略なのですね。

TKM そうです。

――今日の勝利において、4人の中でのヒーローは?

皆さん リーダーです!

――リーダーのどんなところがよかったのですか?

クーラ 純粋にリーダーがいちばん実力があるので。リーダーを中心にまとまりました。

TKM いやー、みんなもめっちゃうまいんですけど……。

皆さん ありがとう!

TKM みんなで信頼しあえて、自分も力を発揮することができて、無茶苦茶うれしかったです。

――全国に行っても、このチームワークで優勝を目指していく感じですね?

TKM はい!

――これまでの地区予選の模様はご覧になっています? どこが強いとか。

TKM “ばぼにゃんず†”とか(北海道地区代表)……ですかね。

――たしかに! では、最後に意気込みをお願いします。

TKM 全国に行っても、自分たちの出せる力を出して、精一杯優勝目指してがんばりたいと思います!

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▲香川県に宇宙人が襲来! ということで番組も大いに盛り上げてくれました。左はMCの暴徒さん。