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前作『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』とのつながり

公開日時:2015-09-19 01:00:00

 『うたわれるもの 偽りの仮面』は、アクアプラスを代表する人気シリーズの最新作。前作『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』からしばらく後の世界を舞台に、新たなストーリーが展開される。個性豊かなキャラクターが織りなす本作のシナリオは、豪華声優陣の巧みな演技も相まって、前作をプレイしていなくても十分に楽しめる内容になっている。

 だが、両作の主人公には記憶喪失、鉄扇で戦うなどの共通点が多い、前作のキャラクターが登場するなど、前作をプレイしているとより楽しめるネタやイベントが満載だ。

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 ここでは、プレイする前にチェックしておきたい前作の主要な登場人物や相関図、ストーリーを紹介。前作をプレイしていない方はもちろん、クリアーした方も復習しておこう。

うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』のストーリー【ネタバレあり】

新興國トゥスクルの誕生

 大怪我をして倒れていた青年は、エルルゥと名乗る少女に助けられ、九死に一生を得る。自分の名前を含む、過去の記憶をすべてなくした彼の顔には、奇妙な仮面が被せられており、外すことができない。エルルゥの祖母でヤマユラ集落の村長を務めるトゥスクルは、青年に息子の古着とハクオロという息子と同じ名を与えた。エルルゥとその妹のアルルゥは、彼に亡き父の姿を重ねてしまう。

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 傷が回復したハクオロは、豊かな知識を駆使して荒れ果てた村の再興など、お世話になった村人への恩返しを始める。そして、エルルゥの許婚で藩主の息子と名乗る男・ヌワンギからエルルゥを守ったり、村人に害をなす森の王ムティカパを村人たちと協力して退治したりしたことで、ハクオロはテオロやソボクたち村人たちと親しくなり、山里に迎えられたことを実感していく。

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 ある夜、エルルゥに起こされたハクオロは、トゥスクルが黒ずくめの者たちと村を出て行くところを見たと聞かされる。様子を見に来たハクオロは、トゥスクルに度々往診を依頼していたオボロと、不治の病におかされた妹ユズハと出会う。隠れるように暮らすオボロたちに違和感を覚えつつも、ユズハから懇願され、ハクオロは再びの逢瀬を約束することになる。

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 一方、ヤマユラ集落では落人の流入などで食糧が足りなくなっていた。すでに財政までも任されていたハクオロの悩みは、取り立てられたはずの租が返されていたことで解決する。だが、倉に忍び込んだ賊を追って、藩主ササンテたちがヤマユラの集落にやってきた。

 そんな彼らを、村長のトゥスクルはまったく相手にしない。その態度に怒ったヌワンギは、彼女を捕らえる指示を出すも、アルルゥが石を投げて抵抗してしまう。アルルゥが兵士に斬りつけられそうになったとき、間一髪のところでトゥスクルが身を挺して守るも、彼女は背中に大きな傷を負い、やがて息を引き取ってしまう。

 トゥスクルの死に、怒りを抑えきれなくなったテオロやオボロたちは、ハクオロを中心に藩主ササンテへ反旗を翻す。宿敵のササンテ、ヌワンギを倒したハクオロたちは、藩主の屋敷跡を整備して陣を構える。そしてササンテの兄で、ケナシコウルペを統べるインカラ皇との戦いに備えて、近隣の集落に助力をもとめようと試みた。だが、ハクオロたち叛乱軍の討伐に執念を燃やすインカラ皇は、ハクオロたちに協力しそうな村を襲撃するという残虐な方法で、容赦なく彼らを追い詰めていく。

 インカラの配下が村々への襲撃を続けていくなかで、ハクオロのもとには、残った集落の村長たちが集まり、参加に加わっていた。ハクオロが率いる叛乱軍は次第に勢力を広げていき、インカラ城のある皇都を着々と取り囲みつつあった。そして来る、決戦の時とき。ハクオロを筆頭にインカラ城へと攻め込んだ叛乱軍は、見事インカラを討ち取り、ハクオロは新たな國“トゥスクル”の若き皇(オウルォ)となる。

近隣諸国の交流と大國の侵攻

 皇となり、國家を統治する身のハクオロを待ち受けていたのは、膨大な執務の山であった。慣れない仕事に閉口しつつ、執政の毎日を過ごすハクオロのもとに、ある日、宗教國家オンカミヤムカイの皇女、ウルトリィとカミュが客人として現れる。ふたりの訪問をきっかけに、アルルゥ、そして病床にあったユズハにも変化が生じていく。

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 「こんな平穏な日が続けばいい」と願うハクオロのもとに、突如、ニウェ皇が率いる大國シケリペチムの使者が訪れる。彼らの無礼きわまる態度にハクオロは終始冷静に従うも、開戦は避けられないということを悟っていた。

うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』の主要キャラクター

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ハクオロ
声:小山力也さん
大怪我をして倒れていたところをエルルゥによって発見され、助けてもらう。が、一命は取り留めたもののそれまでの記憶を失ってしまっていた。外観的には落ち着いた感じの青年だが、決して取れないナゾの仮面をかぶっている。回復後、助けてもらったお礼に村の発展に力を貸すことにした。

エルルゥ
声:柚木涼香さん
大怪我をして倒れていた主人公を助けてくれた女の子。アルルゥの姉。明るく元気であれ、面倒見がよくやさしい。礼儀正しく、家事全般をこなす万能ぶりだが、ちょっとやきもち焼きな面がある。

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アルルゥ
声:沢城みゆきさん
エルルゥの妹。無口で、必要最低限の簡潔なしゃべりかたをし、ときどき何を考えているかわからない行動をする。人見知りが激しい。

ユズハ
声:中原麻衣さん
生まれつき体が弱く、多くの時間を病の床に就いて過ごしている。兄のオボロを始め、周りから大事にされて育ったため、外の世界を知らない純真な心を持っている。

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カミュ【続編に登場】
声:釘宮理恵さん
姉のウルトリィと同じく、オンカミヤムカイの皇女。活発な性格で人懐っこく、誰とでも打ち解けることができる。とくに歳の近いアルルゥやユズハとは友情を育んだ。

ウルトリィ
声:大原さやかさん
オンカミヤムカイの皇女であり、巫女を務める女性。気品に満ちた風貌と、包容力のあるやさしさを兼ね備えており、“姫君のなかの姫君”と称される。

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カルラ【続編に登場】
声:田中敦子さん
ナ・トゥンクからの難破船の生存者。飄々とした性格で、何物にも縛られない雲のような行きかたを好む。驚異的な身体能力を誇り、巨大な剣を軽々と振り回して敵を圧倒する。

トウカ【続編に登場】
声:三宅華也さん
エヴェンクルガ族の武人。各国を傭兵として渡り歩いている。何よりも“義”を重んじ、真面目すぎるほど真面目な性格だが、かわいいものに目がなかったり、おっちょこちょいだったりと、武人らしからぬ一面も。

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オボロ
声:桐井大介さん
気性が激しく、真っ直ぐな熱い男。すぐれた肉体を持つ狩猟民族の族長を務めており、部族を生き延びさせるため、また病弱な妹のために盗賊をしている。ハクオロと敵対するが、彼の人柄に触れ、さらに妹が慕うのを見るうちに、「兄者」と呼び尊敬するようになる。

ベナウィ【続編に登場】
声:浪川大輔さん
物静かで礼儀正しい真面目な青年。ケナシコウルペ國の皇に仕えており、侍大将として騎兵隊を束ねる。つねに冷静に物事を見据えており、國の現状に憂いながらも、國と民を守るために槍を振るう。

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トゥスクル
声:京田尚子さん
エルルゥとアルルゥの祖母。村の長を務めており、村人たちだけでなく、領主さえ一目置いている。孫思いでやさしいが、ときには厳しく、怒ると怖い。腕のたつ薬師で、主人公の治療をし、自分の名を忘れた彼に息子と同じ名前を名づけた。

ドリィ・グラァ
声:渡辺明乃さん
オボロにつき従う双子の少年。つねにいっしょに行動し、オボロを補佐している。戦いでは弓を使い、それぞれ部隊を指揮することも。

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クロゥ【続編に登場】
声:小山剛志さん
ベナウィの片腕で、彼が率いる騎兵隊の副長を務める。手応えのある相手との戦いに喜びを見出す豪快な性格の武人で、言動は少々荒っぽいが、自分が信じた者へは忠義を尽くす。

カムチャタール
声:田口宏子さん
歓楽街にある店の女将。ようやく國が安定し始めたときに、なにやら不穏な動きがあるという。その情報を歓楽街で集めようとした際に出会う。

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