記念すべき第1作目『ヒットマン:コードネーム47』――シリーズを振り返る【その1】

公開日時:2012-08-27 00:00:00

ヒットマン』シリーズの記念すべき第1作は、2000年にPCでのみ発売された『ヒットマン:コードネーム47』。ステルスタイプのアクションゲームだが、変装することにより標的に近づくという斬新なゲーム性に加え、豊富な暗殺のバリエーションといった要素が好評を博す。これらの要素は本シリーズの根幹を成す要素として以降の作品にも受け継がれている。ちなみに、現在、日本語版は発売されていない。

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物語は、スキンヘッドで後頭部にバーコードの刺青を入れたひとりの男が病院で目覚めたところから始まる。彼――コードネーム47(フォーティーセブン)には過去の記憶が一切なかった。そんな彼は“父”と名乗る謎の声に導かれるようにして病院の地下施設から脱走する……。

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それから1年後。謎の声の導きにより、射撃や暗殺の技術を身につけた47は香港にいた。その後もある機関より命じられる暗殺任務を遂行するため、舞台はブタペスト、ロッテルダム、コロンビアなどに飛ぶ。正義も悪もない、血塗られた世界でただ生き延びるために、何の感情もなく闇に潜み、任務を続けていく47。優秀な暗殺者となった47だが、やがて自分の誕生に秘められた陰謀を知ることになる。

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▲暗殺で多彩なバリエーションが楽しめる、というコンセプトは第1作目から存在(第1作目では、さほど多くはないが……)。シビアなゲーム性、荒々しいグラフィックなど、いわゆる“洋ゲー”らしさが漂い、不気味な世界観を醸し出している。

■ポイント

47は、謎の男オルトマイヤー教授の手によって創られたクローンである。47誕生にはオルトマイヤー教授に協力する複数の暗黒街の実力者が関わっていた。だが、教授はその協力者たちが邪魔になり、謎の機関に依頼して協力者たちを葬ろうとする。機関を通じてその依頼を遂行することになるのが、47というわけ。つまり47は、教授の陰謀により、自身の出生に関わりのある者たちを暗殺していくことになるのだ。

【登場人物】
・47(フォーティセブン)
プレイヤーが操るHitman(暗殺者)。白人。スキンヘッドでつねに無表情。また後頭部にはバーコードのようなマークが刻まれている。病院にいたときより前の記憶が一切なく、最初からあらゆる暗殺技術を身につけている。父親と名乗る声に従って目覚め、暗殺者としての行動を開始する。

・謎の男
47の父親と名乗る男で声とシルエットしか分からない。精神病院の地下で眠っていた47を目覚めさせ、扉を開けて脱走させた。47の出生に大きく関わっている。

・機関
47に暗殺の依頼を出している組織。この組織のダイアナという人物を通じてのみ、47は指令を受け取ることができる。機関の所在地や目的などは一切不明。

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ヒットマン アブソリューション - ファミ通エクストリームエッジ

タイトル:ヒットマン アブソリューション
ジャンル:アクション
対応機種:プレイステーション3、Xbox 360、PC
発売日:2013年1月24日(木)発売予定
価格:7980円[税込] / Steam版 79.99$
プレイ人数:1人
CERO:Z
開発:IO INTERACTIVE
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