本企画最後となる4回目は、PlayStation Networkにスポットを当て、PlayStation Storeや“PlayStation Home”などを詳しく紹介していく。これまで紹介してきたtorne(トルネ)や“アドホック・パーティー for PlayStation Portable”なども、インターネットを介することで、より楽しく・充実したデジタルエンタテインメントが楽しめるものだが、それ以外にもまだまだお伝えしたい要素がプレイステーション3にはあるのだ。
ネットワーク経由でプレイステーション3やPSP用のダウンロード販売対応タイトルや追加コンテンツ、さらには映画、ミュージッククリップなどがダウンロード購入できるPlayStation Store。ラインアップは定期的に更新され、体験版やプロモーション映像など、無料のコンテンツも多数揃っているので、チェックしてみよう。PSP向けには、コミックコンテンツも配信されている。
PlayStation Storeのメリットは何と言ってもその手軽さ。欲しいときにすぐにダウンロードでき、PSPではメモリースティックの容量が許す限り、多数のコンテンツを持ち運ぶことができる。
また、
第2回目でお伝えした“アドホック・パーティー for PlayStation Portable”(無料)や3D写真も閲覧できる“プレイメモリーズ”(無料)、さらに2011年2月10日に配信されたばかりのソニー製デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラで撮影したAVCHDフルHD動画を直感的な操作で鑑賞できる動画ビューアー“Filmy”(体験版の解除キーは500円[税込])などといったアプリケーションソフトの配信も見逃せない。
↑プレイステーションの名作がPSPやプレイステーション3でプレイできるゲームアーカイブス、さらには、PlayStation Storeでのみ配信されているチャレンジ精神あふれる作品も。後者のソフトでは『Flowery』や『MALICIOUS(マリシアス)』が隠れた名作。
↑複数の人とプレイする機会が多い『モンスターハンターポータブル 3rd』を常備している筆者。PSPでそれ以外のタイトルも同時進行する場合、複数のUMDを持ち運ぶのはやや面倒だ。そんなときにダウンロード版を利用します。思い立ったら「すぐ遊びたい」という人にもオススメ。
↑『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』は各巻、ブルーレイディスクなどの発売に先駆け、PlayStation Storeで先行配信されている。また、期間限定で冒頭8分の無料配信も!
↑映画などはセル(販売)だけでなく、レンタルも実施。レンタルの場合はダウンロード後、最初に再生してから設定された時間内なら何度でも視聴できる。また、海外ドラマも用意されているのはうれしい。さらにセル、レンタルともにPSPへコピーし、続きを外出先で……という使いかたも。
↑PCでは、
こちらから“Media Go”というソフトをダウンロードし、インストールするとPCからPlayStation Storeにアクセスできる。無線LAN接続環境がなくPSPをインターネットに接続できない場合や、より速い通信速度を利用してPlayStation Storeにアクセスしたい場合にMedia Goはオススメ。PSPのセーブデータも一覧で確認できるので管理もしやすい。
PlayStation Plusは、さまざまな形でPlayStation Networkのコンテンツをお得に楽しめる定額制サービス。そのサービスには、PlayStation Plus加入者は回数や時間の制限なく提供コンテンツをプレイできる“フリープレイ”や製品版を一定時間お試しプレイできる“ゲームトライアル”、割引価格でコンテンツを購入できる“ディスカウント”などがある。割引価格は、多くのタイトルが半額というお買い得設定。料金は30日間(24時間×30) 利用権が500円[税込]、365日間(24時間×365)利用権が5000円[税込]となっている。
↑コンテンツのラインアップは、毎月第三水曜日に更新される。
PlayStation Plusの公式サイトで対象のコンテンツと次回のコンテンツを確認できる。
PlayStation Storeからダウンロードでき、基本無料で楽しめるコンテンツのひとつに『週刊トロ・ステーション』がある。同コンテンツは、最新ゲームやそのときどきの流行などの情報を、トロとクロの掛け合いで楽しく見せてくれるニュース番組型コンテンツ。事情通でマニアック(?)な嗜好のクロに、ピュアなトロとの掛け合いがとにかく秀逸で、ゲームファンなら思わずニヤリとさせられるネタが満載。ミニゲームやお部屋を飾るアイテムも用意されており、ニュース以外にもさまざまなお楽しみがある。
←ニュースを観ると、ときどきアイテムがもらえる。それらをコレクションするのも楽しみのひとつ。
←有料会員になると、バックナンバーの閲覧や動画を高解像度で撮影してYouTubeにアップロードできるようになる。
『PlayStation Home』は、プレイステーション3をオンライン接続しているユーザーなら誰でもログインでき、プレイヤーの分身であるアバターを介してほかのプレイヤーとコミュニケーションを取ったり、趣向が凝らされたラウンジ内でミニゲームなどが楽しめる仮想空間。季節ごとの催しや不定期でイベントも開催されており、ゲーム関連コンサートやシアターで上映会なども行われている。プレイステーション3ユーザーといっしょに共有体験することで、一体となって盛り上がれるところが魅力だ。
また、各メーカーが展開する特設ラウンジでは、特定のゲームの世界観にちなみ、趣向が凝らされた空間が作られ、まるでテーマパークのような感覚で散策できる。特設ラウンジは現在、40近く用意されているので、すべてを堪能しようとすると1日では回り切れないほど。まだ、“PlayStation Home”未経験の人は、少しずつ楽しむといい。
←特定のラウンジに行ったり、イベント限定でアバターコスチュームがもらえることも。また、マーケットプレイスでは多数のコスチュームや家具アイテムが販売されている。それらを入手して、アバターや自分の部屋を自分好みにカスタマイズできるのも魅力。
↑今後の注目イベントは、2011年3月26日に開催される“マクロスF 超時空スーパーライブ 〜PS Homeから愛を込めて〜”。特設ステージでシェリルとランカが歌い踊る空前のバーチャルライブコンサート!
→ダーツやボウリング、ビリヤードなどミニゲームがあるだけではなく、特設ラウンジでは本格的なゲームが楽しめるところも。筆者が最近ハマっているのは、Sodiumの『Sodium One Salt Shooter(ソディウム ワン ソルト シューター)』。SFチックな世界観で本格的なシューティングが堪能できる。
↑第2回の記事でも触れたが“PlayStation Home”内から“アドホック・パーティー for PlayStation Portable”が起動できる。フレンドや意気投合したプレイヤーとすぐにPSPのアドホックモードによる対戦・協力プレイへ!
これまで、そして今回お届けしたようにプレイステーション3をネットワークにつなげると、その魅力は数倍に膨れ上がる。ここでは最後に、プレイステーション3を介したボイス&AVチャットと、生活に密着したさまざまな情報を発信する“Life with PlayStation”を紹介しよう。
プレイステーション3では、ワイヤレスヘッドセットがあればフレンド登録した人とボイスチャットが、さらにPlayStation Eye(USBカメラ)があるとAVチャットも可能だ。インターネットに接続できる環境があれば、通話料なども必要なく、遠く離れた人と時間を気にせず会話することができる。
『Life with PlayStation』は、時間と場所をキーワードにインターネット上のさまざまなコンテンツを表現するアプリケーション。現在、4つのチャンネルがあり、世界のニュースや天気、さらには世界遺産の紹介など、生活に密着した情報が発信されている。また、“Folding@Home”というチャンネルではプレイステーション3の機能を使ってタンパク質の折りたたみ構造を解析する研究に参加できる。
↑PlayStation MoveユーザーならPlayStation Eyeを所有しているはず。PlayStation EyeをAVチャットにも利用しよう。
↑世界の情報がプレイステーション3で確認できる。もっと、詳しく調べたい場合は、インターネットブラウザを起動(“Life with PlayStation”は終了させる必要あり)させよう。
松竹芸能所属のお笑いコンビ、TKOのひとり。大阪府出身。レギュラー出演番組は『爆問パニックフェイス!』、『アッコにおまかせ!』(ともにTBS)など。家電に詳しい“家電芸人”としても有名。
サンミュージックプロダクション所属のピン芸人(元さくらんぼブービー)。ゲームに詳しく、セガのアーケードゲーム『三国志大戦』では、全国ランキング上位にランクインするほどの腕前。
※本記事は、プレイステーション3のシステムソフトウェア バージョン 3.56を使用して作成しています。
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